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- <相談 Question>
- はじめまして
22〜23歳の頃円錐角膜と診断されて以来、ハードコンタクトにて予防を行ってきました。
最近の症状では、1.視力低下(特に左目で、前の車のナンバープレートが読めないほど)
2.目に激痛視力低下までは何とか騙し騙し来ましたが、目に激痛は運転中に発生すると両目開けられなくなり、事故の危険が一気に高まります(幸い今のところ無事ですが)現住所が長野県であり、近場で円錐角膜に詳しい医院を探しましたが、ありませんでした。
貴院に受診したいと思うのですが、他県から受診する際の注意点などありますでしょうか。
- <回答 Answer>
- レーシック手術では角膜を削って近視乱視を治療するのですが、円錐角膜等の角膜の形状に異常がある場合には、レーシック手術で角膜を削った後でも角膜が変形して再び近視乱視が出てきてしまう可能性が高いため、残念ながらレーシック手術はお勧めできません。
尚、円錐角膜がある方への手術方法としては、当院では『角膜リング』施術を行っております。角膜リング施術は、角膜に特殊プラスチック製のリング状の補強材をイントラレースFS60レーザーで角膜内に作成したトンネル内に挿入することで、角膜の形状を改善させ、それによって視力を向上させる手術方法です。
角膜が歪んでしまっている場合には、通常、眼鏡やコンタクトレンズの装用が困難である場合が多いのですが、角膜リング施術の目標としては、現在の角膜の歪みを出来るだけ治療することで、より眼鏡やコンタクトレンズを合いやすくします。
また、角膜リングには、円錐角膜の進行を抑える遅らせる効果があると言われており、特にまだ年齢的にも若く今後も進行する可能性がある方に対しては、お勧めできる手術法だと思われます。
但し、もともとの角膜の状態にはかなり個人差があり、リングを挿入した後の角膜の反応にもばらつきが大きいため、レーシック手術ほどの矯正精度はありませんので、施術後も幾分か近視乱視が残るため、視力矯正の補足としてメガネやコンタクトレンズの使用が必要になることと思われます。
このため、もしコンタクトレンズである程度視力が出て生活上問題が無いようでしたら、あまり角膜リングはお勧めではございません。
コンタクトが装用できる方は、角膜リングよりもコンタクトの方が視力の改善がよいため、施術不適応とさせて頂いております。
尚、通常のレーシック手術であれば、施術後の術後検診はお近くの眼科を紹介させて頂くことが可能ですが、角膜リング施術をお受け頂く場合は、検査施術をはじめ、術後検診も東京への通院が必要となります。
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。
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