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<相談 Question>
中学進学位の時期から視力が急激に悪くなり、円錐角膜と診断され現在は進行も止まりハードコンタクトで生活しています。
視力は特に左が悪く0.01位です。
しかし、何故か酸素透過性ではないタイプのハードが相性が良く、酸素透過性のものは同じ規格数値なのに合いません。
製造メーカー側も酸素透過性ではないタイプの生産を中止し、左目のスペアもない状況で非常に不安に感じています。
酸素透過性ハードだとなぜかしめつけられるような圧迫感と1日装着後非常に眼球が疲労しているようで現在は使っていません。
近所の眼科以外にも眼科の権威である大手大学病院等で何度か作ってもらいましたが、同じでやはり酸素透過性でないタイプのものが目になじむようです。
眼鏡では到底日常生活は送れないので、何か良い手立てはないものかご指南いただけましたら幸いです。

<回答 Answer>
レーシック治療では角膜を削って近視乱視を矯正するのですが、円錐角膜等の角膜の形状に異常がある場合には、レーシック治療で角膜を削った後でも角膜が変形して再び近視乱視が出てきてしまう可能性が高いため、残念ながらレーシック治療はお勧めできません。
尚、円錐角膜がある方への治療方法としては、当院では『角膜内リング』を行っており、良好な結果が得られております。『角膜内リング』は、角膜に特殊プラスチック製のリング状の補強材を、イントラレースFS60レーザーで角膜内に作成したトンネル内に挿入することで、角膜の形状を改善させ、それによって視力を向上させる治療方法です。

角膜リング治療の目標としては、現在の角膜の歪みを出来るだけ矯正して、今までの視力を向上することにあります。
また、角膜が歪んでしまっている場合には、通常の眼鏡やコンタクトレンズの装用が困難である場合が多いのですが、そのような方に関して角膜の歪みを治療することで、より眼鏡やコンタクトレンズを合いやすくします。
その他、角膜内リング治療には、円錐角膜の進行を抑える遅らせる効果があると言われており、特にまだ年齢的にも若く今後も進行する可能性がある方に対しては、お勧めできる治療法だと思われます。
但し、もともとの角膜の状態にはかなり個人差があり、リングを挿入した後の角膜の反応にもばらつきが大きいため、イントラレーシックほどの矯正精度はありませんので、手術後も幾分か近視乱視が残ることがあり、視力矯正の補足としてメガネやコンタクトレンズの使用が必要になることと思われます。

※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。


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