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<相談 Question>
以前、検査を受けたときに角膜が薄く、円錐角膜のために手術は困難ということでした
最近、そういった人でも近視矯正術を受けられるということで、再度検査、可能であれば手術を受けようと思っていますが

1)イントラリングとレーシックのような手術の両方を受けることはできるのか?
(必要性によると思いますが)
2)どちらか、もしくは両方の保険の適用が可能かどうか?
3)以前、ブドウ膜炎を起こしたことがあるので、術後にそういったものが出る可能性の程度は?

といったことに不安があります。
よろしくお願いします。

<回答 Answer>
1)レーシック治療では角膜を削って近視乱視を矯正するのですが、円錐角膜等の角膜の形状に異常がある場合には、レーシック治療で角膜を削った後でも角膜が変形して再び近視乱視が出てきてしまう可能性が高いため、残念ながらレーシック治療はお勧めできません。
尚、円錐角膜がある場合には、その症状が片眼のみであっても、現在症状が出ていない方の眼にも今後症状が出る可能性がありますため、残念ながらレーシック治療をお受け頂くことはお勧めできません。
尚、円錐角膜がある方への治療方法としては、当院では『角膜リング』を行っております。
角膜リングは、角膜に特殊プラスチック製のリング状の補強材をイントラレースFS60レーザーで角膜内に作成したトンネル内に挿入することで、角膜の形状を改善させ、それによって視力を向上させる治療方法です。
また、角膜リングには、円錐角膜の進行を抑える遅らせる効果があると言われており、特にまだ年齢的にも若く今後も進行する可能性がある方に対しては、お勧めできる治療法だと思われます。
但し、もともとの角膜の状態にはかなり個人差があり、リングを挿入した後の角膜の反応にもばらつきが大きいため、イントラレーシックほどの矯正精度はありませんので、手術後も幾分か近視乱視が残るため、視力矯正の補足としてメガネやコンタクトレンズの使用が必要になることと思われます。
このため、もしコンタクトレンズである程度視力が出て生活上問題が無いようでしたら、あまり角膜内リングはお勧めではございません。

2)当院での治療は自費による自由診療につき、美容外科などの手術と同様、健康保険は適応となりませんが、民間の保険会社の保険は給付の対象になる場合もありますので、加入されている場合にはご加入の保険会社にお問い合わせ頂くことをお勧め致します。

3)以前、ぶどう膜炎等の眼の病気の既往がある方でも、症状が半年以上落ち着いている状態であれば、検査の結果、眼の状態に問題がなく、治療が十分可能である方に関しましては、治療に際してのリスク(手術の刺激による再発も有り得ること等)を説明させて頂いた上で、治療をお受け頂いている場合もございます。
尚、当院で治療をお受け頂いた方に関しましては、現在のところ治療によってぶどう膜炎が再発した例はございませんが、ぶどう膜炎そのものの発症に関しましては原因がはっきりしない場合も多く、経過に関しては様々であるため、 一概に経過に関して申し上げることは困難かと思います。
また、レーシック治療をお受け頂いた後でも、現在眼を見て頂いている主治医の先生の定期的な眼のチェックが必要かと思われますので、レーシック治療をご希望の場合には、宜しければ主治医の先生に一度ご相談頂いた上で、当院の詳細な検査をお受け頂くことをお勧め致します。

※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。


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