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- <相談 Question>
- <相談内容1>
本日、検査を受けましたが、結果、角膜の形の異常(歪んでいる)とのことで、手術は出来ないと診断されました。
こういった症例は稀なのでしょうか??
だいたいどのくらいの確率でこういう異常はあるのですか?
それと、生まれつきのものなのでしょうか?
<相談内容2>
角膜の形の異常の事なんですが、 これは病気なのでしょうか??
そして、異常があるのは片眼ですか?
両方なんでしょうか?
もし病気だとしたら、このまま放置してても大丈夫なんでしょうか?
治療は必要ないですか??
先生の診察で言われてから、不安です。
よろしくお願いします。
- <回答 Answer>
- 円錐角膜は、角膜の変形が起こることによって近視乱視などが出てきてしまう病気ですが、原因ははっきりとはわかっておりません。
角膜の変形が進行してしまった場合には眼鏡やコンタクトが合わなくなり、角膜移植を必要とするような重度の変形をきたす方もございます。
多くの場合は20〜30代位に進行して、それ以降の進行はほとんど無く、特に眼鏡やコンタクトレンズの装用も問題なく、日常生活上の注意点も特にはございません。
円錐角膜は遺伝によるもので、隔世遺伝によることもしばしばあります。
一般的には思春期に始まり、多くは眼を擦ることが円錐角膜の状態を進行させる原因になるため、アレルギー現象に関係しています。
割合は1,000人に一人程度といわれております。
この病気自体は思春期に発見されることが多く、20代から30代に最も多くなると考えられております。
レーシック治療では角膜を削って近視乱視を矯正するのですが、円錐角膜等の角膜の形状に異常がある場合には、レーシック治療で角膜を削った後でも角膜が変形して再び近視乱視が出てきてしまう可能性が高いため、残念ながらレーシック治療はお勧めできません。
尚、円錐角膜がある場合には、その症状が片眼のみであっても、現在症状が出ていない方の眼にも今後症状が出る可能性がありますため、残念ながらレーシック治療をお受け頂くことはお勧めできません。
円錐角膜がある方への治療方法としては、当院では『角膜リング』を行っております。
角膜リングは、角膜に特殊プラスチック製のリング状の補強材をイントラレースFS60レーザーで角膜内に作成したトンネル内に挿入することで、角膜の形状を改善させ、それによって視力を向上させる治療方法です。
但し、もともとの角膜の状態にはかなり個人差があり、リングを挿入した後の角膜の反応にもばらつきが大きいため、イントラレーシックほどの矯正精度はありませんので、手術後も近視乱視が残るため、視力矯正の補足としてメガネやコンタクトレンズの使用が必要になることと思われます。
このため、もしコンタクトレンズである程度視力が出て生活上問題が無いようでしたら、あまり角膜内リングはお勧めではございません。
尚、前回の検査結果から、フェイキック IOL手術でしたらお受け頂くことが可能かと思われます。
当院では現在、角膜が薄くレーシック治療をお受け頂くことが出来ない方の治療方法として、フェイキック IOL手術を開始しており、良好な結果が得られております。
フェイキック IOL手術は検査手術とも、東京 のみにて行っており、手術後も東京 へ通院が必要となってきます。
また、フェイキック IOL手術は眼球内に人工のレンズを挿入する手術であるため、挿入するのに十分なスペースがあるか、角膜の細胞の数が充分あるか等、様々な検査を行った上で、治療ができるかどうかの判断を行っておりますので、もし治療のご希望がありましたら、一度フェイキック IOL手術に関しての再相診察へお越し下さい。
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。
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