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- <相談 Question>
- 現在、眼科で円錐角膜と診断され、結構症状が進んでいる状態です。
約1年ほど前から円錐角膜用のハードコンタクトを両目使用しています。
毎朝、寝る前とはずしたりつけたりとわずらわしいので、イントラ角膜リングの手術を検討しています。
また、5年くらい前にアスピリン喘息を発祥し、現在も治療中です。
飲み薬等に制限があり、アスピリンを含むものや鎮痛剤等などほとんど薬を飲むことができませんが、手術を受けることはできますか?
また、手術時に使う麻酔薬、術後の内服薬や点眼薬は、喘息でも使用できるものですか?
さらに昨年12月に副鼻腔炎の手術もして、現在治療中です。
手術可能かどうか薬は大丈夫なのか、回答をよろしくお願いします。
- <回答 Answer>
- レーシック治療では角膜を削って近視乱視を矯正するのですが、円錐角膜等の角膜の形状に異常がある場合には、レーシック治療で角膜を削った後でも角膜が変形して再び近視乱視が出てきてしまう可能性が高いため、残念ながらレーシック治療はお勧めできません。
尚、円錐角膜がある方への治療方法としては、当院では『角膜リング』施術を行っております。
角膜リング施術は、角膜に特殊プラスチック製のリング状の補強材をイントラレースFS60レーザーで角膜内に作成したトンネル内に挿入することで、角膜の形状を改善させ、それによって視力を向上させる治療方法です。
角膜が歪んでしまっている場合には、通常、眼鏡やコンタクトレンズの装用が困難である場合が多いのですが、角膜リング施術の目標としては、現在の角膜の歪みを出来るだけ矯正することで、より眼鏡やコンタクトレンズを合いやすくします。
また、角膜リングには、円錐角膜の進行を抑える遅らせる効果があると言われており、特にまだ年齢的にも若く今後も進行する可能性がある方に対しては、お勧めできる治療法だと思われます。
但し、もともとの角膜の状態にはかなり個人差があり、リングを挿入した後の角膜の反応にもばらつきが大きいため、イントラレーシックほどの矯正精度はありませんので、施術後も幾分か近視乱視が残るため、視力矯正の補足としてメガネやコンタクトレンズの使用が必要になることと思われます。
このため、もしコンタクトレンズである程度視力が出て生活上問題が無いようでしたら、あまり角膜リングはお勧めではございません。
(コンタクトが装用できる方は、角膜リングよりもコンタクトの方が視力の改善がよいため、施術不適応とさせて頂いております。)
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。
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