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<相談 Question>
近くの眼科開業医で円錐角膜だと言われハードコンタクトレンズを処方して頂いております。
劇的に視力は回復するのですが、異物感があります。
レンズは今日テストしただけで、仕上がりまでに1週間掛かるとの事です。
レンズの経験豊富な名医の方が良いですよ!と色々なところで書かれておりこのままレンズの仕上がりを待っても良いのか不安です。
もし、品川近視クリニック様にお願い出来れば経験豊富で安心出来ると思うのですが、診察予約をさせて頂いてよろしいでしょうか?
円錐角膜は完治しないのですか?
進行は止められるのでしょうか?
ハードの善し悪しは、目に対する不安がかなり変わるのでしょうか?
円錐角膜はどの程度怖い病気なのでしょうか?
お教え下さい。

<回答 Answer>
大変申し訳ありませんが、コンタクトレンズの処方に関しては、現在の眼の状態に合わせてコンタクトレンズを調整する必要があり、現在の眼のデータだけではなく、実際にコンタクトレンズを合わせてみてフィッティングを見るなどの検査が必要となってきます。
当院ではコンタクトレンズの処方のための検査機器は常備しておらず、コンタクトレンズの処方は行っておりませんので、コンタクトレンズの処方に関してはコンタクトレンズの処方を行っているクリニックにご相談頂く必要がございます。

円錐角膜は、角膜の変形が起こることによって近視乱視などが出てきてしまう病気ですが、原因ははっきりとはわかっておりません。
角膜の変形が進行してしまった場合には眼鏡やコンタクトが合わなくなり、角膜移植を必要とするような重度の変形をきたす方もごく稀にいらっしゃいます。
多くの場合は20〜30代位に進行して、それ以降の進行はほとんど無く、特に眼鏡やコンタクトレンズの装用も問題なく、日常生活上の注意点も特にはございません。
レーシック治療では角膜を削って近視乱視を矯正するのですが、円錐角膜等の角膜の形状に異常がある場合には、レーシック治療で角膜を削った後でも角膜が変形して再び近視乱視が出てきてしまう可能性が高いため、残念ながらレーシック治療はお勧めできません。
尚、円錐角膜がある方への治療方法としては、当院では『角膜リング』施術を行っております。
角膜リング施術は、角膜に特殊プラスチック製のリング状の補強材をイントラレースFS60レーザーで角膜内に作成したトンネル内に挿入することで、角膜の形状を改善させ、それによって視力を向上させる治療方法です。

角膜が歪んでしまっている場合には、通常、眼鏡やコンタクトレンズの装用が困難である場合が多いのですが、角膜リング施術の目標としては、現在の角膜の歪みを出来るだけ矯正することで、より眼鏡やコンタクトレンズを合いやすくします。
また、角膜リングには、円錐角膜の進行を抑える遅らせる効果があると言われており、特にまだ年齢的にも若く今後も進行する可能性がある方に対しては、お勧めできる治療法だと思われます。
但し、もともとの角膜の状態にはかなり個人差があり、リングを挿入した後の角膜の反応にもばらつきが大きいため、イントラレーシックほどの矯正精度はありませんので、施術後も幾分か近視乱視が残るため、視力矯正の補足としてメガネやコンタクトレンズの使用が必要になることと思われます。
このため、もしコンタクトレンズである程度視力が出て生活上問題が無いようでしたら、あまり角膜リングはお勧めではございません。
(コンタクトが装用できる方は、角膜リングよりもコンタクトの方が視力の改善がよいため、施術不適応とさせて頂いております。)

※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。


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