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<相談 Question>
先日、検査を受け、手術を検討しています。
私は乱視が少し入っているようで、病院の先生からは、アマリス500Zレーシックを勧められましたが、品川プレミアムレーシックとの違いが、あまりよくわかりません。
どのように違うのでしょうか。
わかりやすく、説明していただけるとありがたいと思います。
よろしくお願いします。

<回答 Answer>
当院で行っているレーシック治療では、フェムトセカンドレーザーにて角膜の表面にフラップと呼ばれるフタを作り、フラップをめくって露出した部分にエキシマレーザーを照射し、角膜を削ることで光の屈折率を調節して近視乱視を矯正します。
当院には様々な治療法(使用する機器の組み合わせによって治療法が異なります)があり、それぞれ異なる特徴(保障期間含む)をもっておりますので、患者様の現在の眼の状態や生活状況から、その方に合った治療法をお選び頂くことが可能です。
使用している機器の組み合わせによって、手術法が異なります。

【品川トリプルRプレミアムイントラレーシック】
◇フェムトセカンドレーザー  
:AMO社製 イントラレースFS60レーザー(誤差調整マイクロシステム付設)
◇エキシマレーザー 
:Wave Light社製 Allegretto WAVE Eye−Q
(コンディションメーター搭載)

【スタンダードZレーシック】
◇フェムトセカンドレーザー  
:Ziemer社製 FEMTO LDV
◇エキシマレーザー 
:Wave Light社製 Allegretto WAVE Eye−Q
(コンディションメーター搭載)

【アマリス500Zレーシック】
◇フェムトセカンドレーザー  
:Ziemer社製 FEMTO LDV
◇エキシマレーザー 
:Schwind社製 アマリス

品川トリプルRプレミアムイントラレーシックで使用するイントラレースFS60レーザと、スタンダードZレーシックとアマリス500Zレーシックで使用するFEMTO LDVでは、フラップを作成する時間は15〜20秒となります。
また、作成するフラップの厚さは共に 90ミクロン〜110ミクロンぐらいで作成しており、大きな違いはございません。
尚、症例実績だけを比べますと発売時期にかなり差がございますので、 FEMTO LDVはイントラレースには及びません。

ただし、後から発売されたということでは、様々な改良が加えられるという利点がございます。
FEMTO LDVは最新型となっており、トップビューカメラが搭載されていますので、手術中も患者様の眼を確認しながら進行することができます。
また、フラップの位置を微調整できる機能もありますので、正確性安全性ともに優れています。
その他、 FEMTO LDVの場合、イントラレースと比較して照射エネルギーが小さいため角膜の組織を壊しにくく、角膜の組織に与えるダメージも少なく、角膜の負担が最小限で済むので術後の炎症も少ない、眩しい症状が出にくいという特徴があります。フラップリフトもスムーズで、術後経過が良好です。
尚、アマリス500ZレーシックとスタンダードZレーシックの違いは、角膜を削る際の機器(エキシマレーザー)が異なる点が挙げられます。
スタンダードZレーシックでは Wavelight社製のAllegretto WAVE Eye-Q を使用します。
また、アマリス500Zレーシックでは、Schwind 社のアマリスを使用します。

Allegretto WAVE Eye-Q とアマリスの違いとしては、周波数の違いがあげられます。周波数の違いはトータルの照射時間の違いとなりますが、 Allegretto WAVE Eye-Q (400Hz)とアマリス(500Hz)が同じ度数を矯正する場合 Allegretto WAVE Eye-Q は6秒、アマリスは5秒と、照射時間が短く、乾燥の影響を受けにくいため、より精度の高い照射が可能となっております。
(※照射時間が長い場合には、術中の乾燥により、レーザーの効果が強く出てしまい、過矯正気味になることがあります。)
尚、アマリスの最大の特徴は、6次元アイトラッキング(眼球自動追尾装置)が挙げられます。
AllegrettoWAVE Eye-Q 含め、これまでのエキシマレーザーのアイトラッカーは2次元のものが多かったのですが、2次元のアイトラッカーでは眼の傾きも平面の動きとして認識してしまう為、眼が傾いた状態で照射した場合、照射位置がずれることがあります。
(※万が一、このような状態となった際は、角膜の厚さに問題がなければ再手術で改善させることが出来ます。)
しかし、アマリスの持つ、6次元全ての動きを察知できるアイトラッカーは、眼の傾きにも対応でき、正確な照射位置を瞬時に判断します。
アマリス(6次元)、Allegretto WAVE Eye-Q (2次元)を用いたどの治療法も、夜間の見え方の質はよいですが、照射位置の微妙なずれが生じた際はの見え方の質の低下につながりますので、アイトラッキングの性能が良い、アマリスを用いたアマリス500Zレーシックがより質は高いかと思われます。
※品川トリプルRプレミアムイントラレーシック、スタンダードZレーシックでは、治療の結果や安全性は、ほぼ同等と考えて頂いて結構です。
また、アマリスは2段階の照射レベルを融合させることで、より早くより正確なレーザー照射を実現し、照射時間の短縮によって角膜へのダメージを軽減します。

※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。


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