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<相談 Question>
お世話になります。
レーシックを検討しているのですが、知人(アメリカ人)に相談したところ、レーシックよりもPRKの方がいいという話を聞きました。
お聞きしたいのは、こちらでPRKという施術を行っているか、レーシックとPRKの違い、それぞれのメリット、デメリットをお伺いしたいのです。
よろしくお願い致します。

<回答 Answer>
エキシマレーザーを使用した屈折矯正は主に、実質を含めたフラップを作成して角膜実質を切除するレーシック治療と、上皮細胞層を除去して実質層を切除する表面照射(歴史の新しい順にエピレーシック、ラゼック、PRK)とに分類されます。
エピレーシックは刃物を用いて上皮細胞層を切開する手法であり、ラゼックはアルコールを用いて上皮細胞層のフラップを作成致します。
角膜の上皮細胞をレーザーで除去して行うPRKに関しましては、レーザーによる削りムラが生じて矯正精度が劣るため、当院では行っておりません。 
エピレーシック、ラゼック、PRKは上皮細胞層の処理を行う手技が異なるだけで、基本的にいずれの方法も角膜上皮細胞層を剥離して近視乱視を治療するレーザーを照射する治療方法であり、精度に関してはほぼ同じであると考えていただくとよいかと思います。

当院で行っているレーシック(イントラレーシックやZレーシック)では、イントラレースFS60レーザーや FEMTO LDVにて角膜の表面にフラップと呼ばれるフタを作り、 フラップをめくって露出した部分にエキシマレーザーを照射し、角膜を削ることで光の屈折率を調節して近視乱視を矯正します。
その後、フラップを元に戻して手術を終了します。
また、当院では、イントラレーシックやZレーシック以外に、格闘技などをされており眼の怪我をする可能性が高い方や、角膜が薄くイントラレーシックやZレーシックでも適していない方に対しては、エピレーシックやラゼックをお勧めしております。
通常のレーシックでは、約90ミクロンの厚さのフラップを作成しますが、エピレーシックラゼックでは、より表面の角膜上皮細胞層と呼ばれる部分(約50ミクロン)を剥離して近視乱視を矯正するレーザーを照射して治療を行います。

レーシック治療は手術後の怪我により、フラップがずれてしまう恐れがありますが、エピレーシックラゼックは上皮細胞層のフラップを作成するため、切開した跡が残らず、より角膜の強度が保たれることがメリットとして挙げられます。
ただし、エピレーシックやラゼック等の表面照射治療は、強度近視である場合には角膜を削る量が増えるため、手術後に角膜にヘイズと呼ばれる混濁が生じるリスクが高くなってきます。

※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。


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