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<相談 Question>
老眼で悩んでいる勤務医です。
素朴な疑問ですが、Kamera Inrayはなぜ片眼のみの挿入でOKなのでしょうか?
また長期の安全性データや論文はあるでしょうか?



<回答 Answer>
当院では老眼治療『レーシックカムラ』を行っております。
レーシックカムラは、角膜内に《カムラインレー》を設置することで、カムラインレーのピンホール効果により老眼を回復させる(近くの物が見えるようになる)ことが可能となった治療です。
カムラインレーは、真ん中に小さな口径の穴が開いており、コンタクトレンズよりも小さい、直径3.8ミリ厚さ5ミクロンの黒いリングのような形をしています。
また、この『レーシックカムラ』は、近視遠視乱視をお持ちの方は《レーシック》を同時にお受け頂くことで、老眼と近視遠視乱視を同時に回復することが可能です。

『レーシックカムラ』は治療をお受け頂くことによって、手元の近い距離が見えやすくはなるのですが、遠くの見え方が少し下がってしまうこともございますので、カムラインレーは片眼のみに挿入します。
カムラインレーを挿入するのは片眼のみですので、カムラインレーを挿入していない眼は、老眼によって近方が見えづらいままとなります。

レーシックカムラは、カムラインレーを挿入した眼とカムラインレーを挿入していない眼の両方を使って両眼視します。
近方〜中間距離はカムラインレーを挿入した眼で、遠方は主にカムラインレーを挿入していない眼で見るように、役割分担をしています。また、水晶体を温存したままでカムラインレーを挿入するため調節機能は保たれますので、ある程度のピント調節は可能です。

カムラインレーはPVDF(フッ化ビニリデン樹脂)で出来ており、白内障手術で用いられる眼内レンズの素材の一部として、眼内に移植しても問題ないという実績があります。
そのため、通常は一度角膜内に挿入後は、視力や眼の状態がよければ、特に交換の必要はありません。
また、カムラインレーを用いた老眼治療は、約9年前から世界中で臨床実験を行っております。


※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。


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