Q&A
2007年09月01日 (37歳/女性)
下記箇条書きにさせて頂きます。
宜しくお願いします。
1)現在37歳です。
手術をすると老眼が早まると聞きました。
老眼が早くて40過ぎできてしまうと考えて数年しかもたないなら考えてしまいますが、どうなのか?
2)妊娠を希望しているのですが、妊娠が判明しない時点での手術であれば問題ありませんか?
麻酔をするから問題なのでしょうか?
3)乱視が強いが角膜の厚さとは関係ないのか?
4)見えなくなった例は全くないのか?
いいことしか書いてないが、失敗例を教えて欲しい。
数年前と比べてよくなっているのか?
やり方が変わってきたのか?
5)老眼矯正の手術というのはどういう手術なのか?
6)友人がそちらで「レーシックをすると他に支障をきたす可能性があるからオススメしない」と数年前に言われたとの事。
どういう場合、そうなるのでしょうか?
1)正視というのは、普通に眼が良い方と同じ状態ですが、レーシック治療そのものは老化現象を防ぐものではないため、レーシック治療をお受け頂いても、40代中頃になると、普通に眼が良い方と同じように、手元が見えづらくなってくる老眼の症状が出てきます。
(老眼とは年齢と共に眼の調節能力が衰えてピントをうまく合わせられなくなる状態のことを言います。)
老眼に関しては年齢的に徐々に症状が強くなり、レーシック治療では回復できませんので、手術をお受け頂いても老眼鏡は必要となります。
治療により眼が良くなった場合には、もともと眼が良い方と同等の条件になるとお考え下さい。
普通以上に老眼が早くなったり、きつくなったりするということはございませんのでご安心下さい。
2)妊娠中は、ホルモンのバランスの変化によって視力が変動し、回復視力が不安定になることがあったり、術後の感染症予防のための感染症のお薬が使用できない場合がございます。
術後は一週間分の点眼薬を処方しております。
また、炎症防止の内服薬として、ステロイド『プレドニン』を一日15ミリグラム 5日間内服して頂いておりますので、胎児に影響を及ぼす可能性もございます。
その為、妊娠の可能性がある方や妊娠中の方への手術は行っておりませんので予めご了承下さい。
3)乱視と角膜の厚さは特に関係はしておりません。
レーシック治療は角膜を削ることによって近視乱視を矯正するため、治療に際して十分な厚さがあるかどうかが、治療上大切となってきます。
実際に治療が可能かどうかは、近視乱視度数や角膜の厚さなど、眼の状態の詳細な検査をお受け頂く必要がございますので、治療のご希望がございましたら宜しければ一度、カウンセリング検査にお越し頂くことをお勧め致します。
4)レーシック治療では通常失明するということは全くございませんが、治療の効果そのものにはバラつきがありますので、治療のリスクとしては1回目の治療で必ずしも近視乱視が完全に治療できるとは限らないことがあげられます。
1回目の治療でも近視や乱視等が残り、追加の矯正治療が必要となることもあり、その可能性は当院では1%未満となっております。
尚、当院では2回目の治療を受けられた方はほぼ全員が1.0以上の良好な視力に回復されております。
その他のリスクとしては、手術後は一時的に涙の分泌が不安定になる為、眼が乾きやすくなる(ドライアイ)症状が出やすくなります。
また、最初の内は光が 散乱したり、ぼやけて感じたりするハログレア症状が出ます。これらの症状は時間の経過と共に改善していきますが、まれに、生活に支障がないレベルで症状がわずかに残ることがあります。
5)現在レーシック治療では、近視乱視遠視は矯正することは可能なのですが、眼の老化現象である老眼は残念ながらレーシック治療では矯正することはできません。
老眼治療として現在行われている最もポピュラーな手術は、角膜の周辺部に熱を加えて角膜の形状を変化させて手元をある程度見えるようにする、『CK治療』という方法があり、当院でも今後、CK治療を行っていく予定です。
6)当院では治療前に詳細な検査をお受け頂いておりますが、検査の結果によっては治療をお勧めしない場合もございます。
お勧めしない場合としては、レーシック治療では角膜を削ることによって近視乱視を矯正しますが、もともとの角膜の形状に歪みがある方ですと、治療後にも再び角膜が変形してしまうことが起こり得るため、検査にてそのような可能性がある場合には残念ながら治療をお勧めしないこともございます。
尚、実際に治療が可能かどうか、また、どの位の視力回復見込みがあるかは、角膜の厚さと近視乱視度数等によっても異なってきますから、検査をして現在の眼の状態を詳細に調べてみないとわかりかねます。
カウンセリング検査は無料ですので、よろしければ一度検査にお越し下さい。
(詳細な検査の結果によっては、治療をお受け頂くことが出来ない場合もございますことを、ご了承下さい。)
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。