Q&A
2007年10月02日 (29歳/女性)
Q1.レーシックを受けるとコントラスト感度(色彩感度)が落ちるのは本当ですか? Q2.ハログレアは完全に治るのですか?
Q3.フラップは完全に癒着しないのですか?
Q4.再手術をする時は新しいフラップを作るのですか?
Q5.レーシックを受けると老眼になりやすいのですか?
また、術後に手元が見づらくなるのですか?老眼鏡が必要な人もいるみたいですが、どうなのですか?
Q6.仕事で一日中PCを見るのですが、術後の視力が低下しないか心配です。
2度とコンタクトできないのですか?
Q7.失敗したという人の日記で、メガネで矯正できない乱視が出たというのを見ましたが、メガネで強制できない乱視になってしまうのでしょうか?
Q8.汗やまつげが目に入ったらどうすればよいですか?
Q9.緑内障白内障になったとき手術が出来ないって本当ですか?
Q10.カルテは何年保管しているのですか? Q11.カルテのコピーはもらえるのですか?
有料なら1枚いくらですか?いつ言えばいのですか?
Q12.一日の中で(朝とか夜で)視力がころころ変わるというのは本当ですか?
Q13.メガネコンタクトより目に入ってくる光の量が減るので暗がりでは見えづらくなる?
Q14.検査施術も、言い方は悪いですが流れ作業なので何かあった時のアフターケアが心配
Q15.目にいつもホコリのような影があるのだが(ヒブン症?)影響はないですか?
またその症状が悪化することはないのですか?
よろしくお願いいたします。
A1.当院ではカメラマンやデザイナー等、見え方の質が高く要求されるようなご職業方も、数多く治療を受けられております。
現在の治療のレベルではほとんどの場合は、自覚的にコントラストの感度の変化を感じることはありませんが、強度近視の度数が高い方の場合はコントラストの感度が低下する恐れもあります。
A2.レーシック治療後には光が散乱したり、滲んだりして見える、ハログレアという症状が最初は必ず出ます。
また、その出方に関しては、元の治療前の近視乱視度数が強ければ強いほど強く出、改善にも時間がかかる傾向にあります。
但し、手術後ハログレア症状は時間の経過と共に徐々に改善していき、多くの場合は、手術3ヶ月〜6ヶ月後にはほとんど気にならないレベルに落ち着いていきますが、稀に生活に支障がないレベルで症状がわずかに残ることがあります。
A3.フラップは戻した直後から角膜の細胞の陰圧(引っ張る力)により接着し、通常1週間程度でほぼ安定し、その後、角膜の上皮細胞が再生することにより3ヶ月でほぼ完全に接着します。
当院で導入しておりますイントラレースFS60レーザーで作成したフラップは、マイクロケラトームで作成したフラップよりも、早く安定し、より強く接着します。
但し、角膜の表面のみが再生する為、上皮細胞下のフラップが密着することはありませんので、強度的には手術前と全く同じではありませんが、フラップが安定すれば通常の生活で眼をこすったりしてずれることはありませんから、ご安心下さい。
A4.レーシックで治療を行った場合は、普通に眼が良い人と同じように、ある程度の年齢になると老眼が始まります。
老眼に関しては年齢的に徐々に症状が強くなり、レーシック治療では回復できませんので、手術をお受け頂いても老眼鏡は必要となります。
治療により眼が良くなった場合には、もともと眼が良い方と同等の条件になるとお考えください。普通以上に老眼が早くなったり、きつくなったりするということはございません。
A5.見え方は個人差がございますが、翌日検診後は裸眼で生活頂けますので、レーシックを受けられたほとんどの方は、手術翌日検診後もしくは翌々日から通常の仕事に復帰されております。
最近では仕事等でパソコンを使用する頻度も高くなり、眼を酷使せざるを得ない環境が増えていますが、基本的に手術をしても、後で近視の戻りが出やすい眼と検査で判断した場合には手術をお勧めしておりませんので、ほとんどの方はレーシック治療後に良好な視力を保たれております。
A6.手術をお受け頂いた後でも、手術1ヶ月後からコンタクトレンズの装用は可能です。
但し、ソフトコンタクトレンズはおおむね装用可能ですが、ハードコンタクトレンズの場合は、レーシック治療では角膜を削ることによって角膜の形状が変わってくるため、眼の状態によっては若干合いにくい場合もございます。
(装用できなくなるというわけではございません)
A7.不正乱視は手術後に角膜の傷の治りが不十分な場合などに、非常にまれに起こることがあります。
そうした場合、現在ではウェーブフロントや、トポガイドといった最新の技術によって治療が可能になっておりますのでご安心下さい。
尚、当院で行っておりますイントラレーシック治療で失明された方は、世界で一例もございません。
A8.手術の傷口は戻した直後から角膜の細胞の陰圧(引っ張る力)により接着していき、その後、角膜の上皮細胞が再生することにより1週間ほどで強固に接着していきます。
特に手術後1週間は眼の状態は不安定ですので、刺激により傷口が開き、視力低下や感染症の原因となる恐れもございます。
そのため、1週間を目安にいくつかの行動に制限を設けております。
尚、手術後1週間は特に眼に水が入らないように注意が必要ですが、術後に汗や石鹸水が入った場合でも、通常は失明するということはありませんのでご安心下さい。
A9.将来的に白内障や緑内障などの眼の病気になった場合でも、病気の治療手術は可能です。
但し、眼科に受診される場合は、角膜を削って角膜が薄くなった分、眼の圧力の検査数値が見かけ上、若干低めに出ますので、レーシック治療を受けられたことをお申し出下さい。
レーシック手術により、白内障等の眼病のリスクが普通以上に大きくなるということはございませんので、ご安心下さい。
A10.カルテは基本的に法律では5年間の保存期間が定められており、最低5年間はどの医療機関も保存されておりますが、当院では5年過ぎた場合でも保存を行う予定でございます。
A11.当院ではご希望がございましたら、カルテの情報をお渡しすることも可能です。
尚、大変申し訳ございませんが、現在、個人情報保護法により、個人情報のお渡しに関しましては、ご本人様の場合でも「個人情報の開示請求書」に必要事項を記入頂く手続きが必要となってきます。
ご来院時(手術後でも構いません)にカルテの情報をご希望の旨を、受付までお申し出下さい。尚、コピー代金として1枚 100円かかりますことを予めご了承下さい。
A12.ほとんどの場合は、時差による生理的な影響は無いかと思われますが、治療の効果自体は、体調によっても影響が出る場合もございますので、検査手術の前日には通常と同様な日常生活を送って頂き、十分な睡眠にてお体を休めて頂くことをお勧め致します。
また、検査手術直前は通常以上に眼を酷使したりすることは控えて頂くと良いかと思われます。
A13.特に近視の度数が強い場合には、眼鏡で矯正すると物の大きさが不自然に感じられたり、歪んで見えたりすることがあります。
光学的にはコンタクトレンズの方がそうした現象は起こりにくくなっており、レーシック治療も、光学的にはコンタクトに近い矯正方法となっております。
手術後の鮮明さや見える感覚などは、人により感じ方はまちまちですが、手術後約8割の方は、コンタクトレンズや眼鏡と同等またはそれ以上である、との結果が得られております。
A14.当院では十分な数の眼科専門医をはじめ、数多くの専門スタッフがチームとして一人の患者様に対応することで、より充実した治療が行えるように体制を整えております。
また、遠方から来院された場合には、お住まいの都道府県内の眼科をご紹介することも可能ですが、万が一、経過に支障が生じて、お近くの眼科にて対処が不可能な場合には、当院では(東京 の建物の休館日である1月1日を除き)、年中無休で治療を行っており、早い段階での対応を行うことが可能になっております。
A15.飛蚊症がある場合でも、眼の状態に問題がなければ(飛蚊症が目の病気によるものでなければ)、レーシック治療には支障ありません。
飛蚊症の原因の多くは、眼球内の“硝子体”という部分の混濁によるものです。
レーシック治療では角膜の治療は行いますが、硝子体には影響を及ぼしませんから、残念ながら飛蚊症は改善しません。また、飛蚊症はほとんどの場合は問題ありませんが、網膜剥離等の病気の前兆で出る場合もありますから、急激に飛蚊症の症状が悪化したような場合には、できるだけお早めに眼科を受診されることをお勧め致します。
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。