Q&A
2007年10月21日 (37歳/男性)
イントラレーシックを検討しております。
学生の時からレーシックを検討して、違うクリニックでの検査で円錐角膜といわれ、手術を諦めました。
学生の時からハードコンタクトレンズを使用しております。
現在視力両目0.02と言われているのですが、イントラレーシック手術でどれくらいまで回復する可能性あるのでしょうか。
費用はどれくらいかかるのでしょうか。
手術は銀座のみのようですが、後の診察は、名古屋や大阪でも診察はしてもらえるのでしょうか。
現在は、浜松で住んでおり、東京へは便悪く、名古屋、大阪を希望しております。
レーシック治療では角膜を削って近視乱視を矯正するのですが、円錐角膜等の角膜の形状に異常がある場合には、レーシック治療で角膜を削った後でも角膜が変形して再び近視乱視が出てきてしまう可能性が高いため、残念ながらレーシック治療はお勧めできません。
尚、円錐角膜がある方への治療方法としては、当院では『角膜内リング』を行っており、良好な結果が得られております。
『角膜内リング』は、角膜に特殊プラスチック製のリング状の補強材を、イントラレースFS60レーザーで角膜内に作成したトンネル内に挿入することで、角膜の形状を改善させ、それによって視力を向上させる治療方法です。
角膜リング治療の目標としては、現在の角膜の歪みを出来るだけ矯正して、今までの視力を向上することにあります。
また、角膜が歪んでしまっている場合には、通常の眼鏡やコンタクトレンズの装用が困難である場合が多いのですが、そのような方に関して角膜の歪みを治療することで、より眼鏡やコンタクトレンズを合いやすくします。
その他、角膜内リング治療には、円錐角膜の進行を抑える遅らせる効果があると言われており、特にまだ年齢的にも若く今後も進行する可能性がある方に対しては、お勧めできる治療法だと思われます。
但し、もともとの角膜の状態にはかなり個人差があり、リングを挿入した後の角膜の反応にもばらつきが大きいため、イントラレーシックほどの矯正精度はありませんので、手術後も幾分か近視乱視が残ることがあり、視力矯正の補足としてメガネやコンタクトレンズの使用が必要になることがございます。
角膜内リング手術は、現在のところ、東京 のみで行っております。
実際に角膜内リング治療が可能かどうかは、現在の眼の状態を詳細に検査してみないとわかりません。(検査の結果によっては、リングの手術が適さない場合もありますことを予めご了承下さい。)
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。