Q&A
2007年11月07日 (39歳/男性)
この度、他の病院にて眼の検査を受け詳しいデ−タがわかりましたので、更に判断をしていただきたいと思い、2度目の質問をさせていただきました。
眼の検査デ−タ:角膜の厚さ→平均515μm、最低の厚さ→503μm
*ここで検査したクリニックでは、レーシックの削る厚さが、私の場合、125μmが標準モードだそうです。
標準モードでは、フラップ100μm入れて合計225μmとなるそうです。
ただ、これだと最低の厚さ→503μm−225μm=278μmとなり、このクリニックでの「角膜の最低厚の300μm」を下回るそうです。
そこで、照射幅を狭くする「TSモ−ド」にすれば、90μmしか削らないので、残313μmとなり、このクリニックの角膜最低厚を300μmを上回り手術ができるそうです。
ただこの方法だと、以前、先生がメールでお答えしていただいた回答の通り、夜間の見え方に苦慮する場合があるそうです。
フェイキックIOLの件ですが、以前の質問の際、年齢平均より瞳孔の開きが大きいと書きましたが、最大で3.7mmでした。
この数値はいかがでしょうか?
また、他に詳しいデ−タも記入しておきます。
角膜表面の平均細胞数は、3000個。
裸眼視力は、両眼0.20/左右片目づつ0.01
乱視は、左-2/右-1.25でした。
私は個人的に、フェイキックがいいかなと思ってますが、いかがでしょうか?
ただ、フェイキックは白内症になりやすいと聞きます。
また白内症になった時、フェイキックで受けたクリニックで手術をしなければいけないのでしょうか?
その費用は、また改めて負担になりますか?
お忙しい中で、申し訳ございませんが、的確な答えが出るまで、何卒、よろしくお願い致します。
上記のご質問内容に関してですが、瞳孔径に関しては測定条件によって瞳孔の大きさは異なるため、一概に申し上げることは出来ませんが、 3.7mmという大きさでしたら、特に大きいというわけではございませんが、暗い条件などで測定すると、また結果は変わってくるかもしれません。
尚、当院で行っているイントラレーシック治療では、通常は中心照射径を 6.5mm(周辺まで含めて、 9.0mm)の範囲で角膜を削りますが、その場合ですと、角膜を削る深さも多くなってしまうため、あなた様の近視乱視度数ですと角膜の厚さの余裕が少なくなってしまうことが考えられます。
そのため、角膜の削る量をできるだけ少なくするためには、中心の照射径を 6.0mm(周辺まで含めまして 8.0mm)で削った場合には、角膜を削る量も少なくなるため、より角膜の厚さの余裕を持って治療をお受け頂くことが出来るかと思います。
但し、中心の照射径をやや小さくする影響により、夜間の見え方の違和感が増す可能性はございます。
また、フェイキック IOL手術に関しましては、通常手術に使用するレンズの直径は 6.0mmですので、夜間の光の見え方の違和感に関しましては、レーシック治療で中心の照射径を 6.0mmにした場合と比べて大幅に変わるというわけではないかと思います。
フェイキック IOL手術に関しましては、レーシック治療とは異なり、白内障や緑内障などその他の眼の病気になるリスクも少ないながらもございますため、治療に際して、イントラレーシック治療もしくはフェイキック IOL手術のどちらをお選び頂くかは、それぞれの治療法のメリットデメリットをよくご考慮の上、お決め頂くと良いかと思います。
尚、イントラレーシック治療の場合は手術後早期から視力が回復することが多く、手術翌日の状態に問題がなければ、お近くの眼科などを紹介させて頂くことが可能ですが、フェイキック IOL手術に関しましては、眼の状態が安定するのに時間がかかるため、治療後も治療をお受け頂いたクリニックに通院して頂く必要がございます。
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。