Q&A
2007年11月19日 (35歳/男性)
高度の近視で、眼鏡だと精眼疲労が強く、コンタクトでは違和感や角膜血管増生等を認めており、LASIKを検討しております。
通常は両眼同時にやるのでしょうか、片方ずつやるのでしょうか?
貴院では、最長どのくらいフォローしておりますでしょうか?
LASIKをすると老眼時の矯正がうまくいかないと言いますが、如何でしょうか?
術後3年間は保障と言うことですが、仮に最悪の合併症(例えば、角膜移植等)が必要になった際も、保障されると言うことでしょうか?
アフラック等の医療保険の利用も可能でしょうか?
イントラレーシックよりスーパーPRKの方が合併症が少ないのでしょうか?
角膜新生血管がある場合でも、詳細な検査の結果、眼の状態に問題が無ければ、イントラレーシック治療をお受け頂くことは可能です。
尚、治療をお受け頂き、ソフトコンタクトレンズの装用が必要なくなれば、角膜新生血管の進行は無くなります。
角膜新生血管や眼のアレルギーなどでコンタクトレンズが装用できない方に関しては、眼鏡もしくはレーシック治療は適しているかと思われます。
また、レーシック治療そのもので角膜新生血管の症状が悪化するようなことはございませんので、ご安心下さい。
手術は、両眼同日に手術をお受け頂くことが可能です。
手術自体の所要時間は両眼で約20分位で、術後30分程度の休息をとられた後、医師による検診を受けて頂いてからのお帰りとなります。
片眼ずつ日を空けて治療を受けられることは、見え方のバランスの観点からも良くはないため、当院では両眼の治療を受けられる場合には、原則として同日に治療をお受け頂いております。
当院では、手術後3年以内の追加矯正治療1回は無料で行う保障制度がございますので、安心して手術をお受け頂けると思います。
万が一、無料矯正期間の3年以降に視力が再び低下した場合の手術費は、現時点では両眼で15万 3,000円(税込)となっております。
また、視力は術後 3ヶ月でほぼ安定する為、定期検診は術後 3ヶ月後までとなっておりますが、術後の定期検診以外でも当院での検査やご相談は術後 3年間は無料でお受け頂けます。
もちろん何かご心配なことが無い場合でも、ご予約頂ければご都合に合わせて受診して頂くことが可能です。
通常、治療を行う際には、近視乱視がほぼ無くなる状態(正視といいます)になるように、治療を行います。正視というのは、普通に眼が良い方と同じ状態ですが、レーシック治療そのものは老化現象を防ぐものではないため、レーシック治療をお受け頂いても、40代中頃になると、普通に眼が良い方と同じように、手元が見えづらくなってくる老眼の症状が出てきます。
(老眼とは年齢と共に眼の調節能力が衰えてピントをうまく合わせられなくなる状態のことを言います。)
老眼に関しては年齢的に徐々に症状が強くなり、レーシック治療では回復できませんので、手術をお受け頂いても老眼鏡は必要となります。
治療により眼が良くなった場合には、もともと眼が良い方と同等の条件になるとお考え下さい。普通以上に老眼が早くなったり、きつくなったりするということはございませんのでご安心下さい。
当院でイントラレーシック治療を受けられた方でも多くの方が保険会社の保険金給付申請をされております。
尚、申請された場合でも実際に給付金の対象となるかどうか、またどの程度の額が給付されるかは、ご加入内容により異なります。
スーパー PRKとは眼球の表面の上皮細胞を除去した後にエキシマレーザーを照射する治療方法ですが、この方法の場合は視力の回復に時間がかかる、痛みを伴うなどの問題がありました。
その為、視力の回復の早さや痛みを和らげる為に改良された方法がLASEKという手術法です。
LASEKはアルコールを用いて上皮細胞にフラップを作成する方法です。
更に、現在では改良した方法としてエピレーシックという方法があり、上皮細胞を特殊なプラスチックの刃物などでめくり、エキシマレーザーで照射する方法が一般的になってきております。
視力の回復の点ではLASEKやスーパーPRKよりは、エピレーシックのほうがより効果は良くなっております。
角膜の強度の点では三者どの方法でも同一です。
但し、エピレーシック治療の場合でもやはりまだ視力が安定するのに1、2週間かかることや、痛みが数日間でること、点眼薬を 6ヶ月間使用する必要があることのデメリットがあるため、当院では格闘技をされていることなどで角膜の強度が必要とされている方に対してはエピレーシックをお勧めしておりますが、通常の生活をされている方へは、より視力の回復が早く、角膜の強度が従来のレーシック治療よりもより強いイントラレーシック治療をお勧めしております。
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。