Q&A
2007年11月19日 (31歳/女性)
先日、大阪 で検査を受けさせて頂きました。
綿密な検査、ありがとうございます。
疑問点がたくさんあったので、ドクターに直接お伺いして納得したかったのですが、納得いくまで聞けなかったのでメールで質問させて頂きます。
よろしくお願いします。
1)目が悪くなるにつれ、太陽の光がまぶしく感じるようになっているように思うのだが、レーシックを受けても大丈夫か?
(病気とかではないのか??)
2)「目に傷がつく」ということに抵抗感を感じるが、それならイントラレーシックよりエピの方が良いのか。
将来性を考えたらイントラとエピはどちらが良いのか?
3)検査時のドクターに「黒目の上の方が白くなっているので、フラップを深くとらないといけないかも」と言われたが、深くとるのと浅くとるのとではやはり違いがあるのか?(例えば、回復が遅い、など)
4)また、フラップを深くとることによって目の神経がどうかなる、とかはないのか?以前に「レーシックを受けるとまばたき機能が一生失われ、意識的にまばたきをしないといけなくなり、それによってドライアイになる」と聞いたことがあるが、本当か?
深くとればその可能性も高くなるのか??
5)もともと目はこするものではないと思うが、手術を受けるとそれ以降こすってはいけなくなるのか?
こすったらズレたりするのか?
(1ヶ月くらいを過ぎたらこすっても大丈夫なのか?)
6)矯正して視力が良すぎるようになってしまうと、老眼になった時しんどくならないか?
7)矯正後の眼球と矯正前の眼球とではどう違うのか。
以上、長々とすみません。
納得してから受けたいと思いますので、ご回答、よろしくお願いします。
1)特に前回の検査結果では眼の病気等はございませんでしたが、太陽の光に関しては、直視したりすることは眼にとっては良くないことですから、レーシック治療をお受け頂くことによって太陽の光に対して眩しさが感じにくくなるということではございませんので、治療後も通常と同じように太陽の光を直視しない、日差しが強いときにはサングラス等をご使用頂くとよろしいかと思います。
2)当院では、イントラレーシック治療以外に、格闘技などをされており眼の怪我をする可能性が高い方や、角膜が薄くイントラレーシック治療でも適していない方に対して、手術後にフラップの跡が残らず、角膜の強度に優れているエピレーシック治療をお勧めしておりますが、治療後は多くの注意点(痛み術後通院回数点眼薬使用期間紫外線対策期間等が、イントラレーシック治療と大きく異なります)が必要となります。
尚、イントラレーシック治療の場合、眼の状態が落ち着いてから通常の日常生活でフラップがずれたりするということはございませんので、特に格闘技をする等の制約がなく、角膜の厚さが十分ございましたら、当院ではイントラレーシック治療をお勧めしております。
3)フラップの作成に関しては、角膜に混濁等がある場合にはその程度によってフラップの厚さを調整して治療を行います。
尚、フラップの厚さが若干厚くなった場合でも、フラップが薄い場合と比べて視力の回復が遅くなるというわけでもなく、手術後の注意点等も異なってくるということではございませんので、ご安心下さい。
4)レーシック治療によって瞬目(まばたき)の機能が無くなるということは、一切ございませんが、治療後はフラップの作成の際に角膜の知覚神経が切断される影響により、一時的に涙の分泌が不安定になり、眼が乾きやすくなります。
但し、今回イントラレーシック治療でフラップを作成する際には、厚く作成する際と薄く作成する場合と比べ、その差は多くの場合は10〜30μ(0.01〜0.03o)と大きく厚さが異なるということではございませんので、それによってフラップをやや厚くする場合により顕著にドライアイになりやすくなるということではございません。
また、手術後一時的に涙の分泌が不安定にはなりますが、通常は時間の経過と共に切断された神経が回復し、涙の分泌は安定していきます。
5)フラップは戻した直後から角膜の細胞の陰圧(引っ張る力)により接着し、通常、1週間程でほぼ安定し、その後、角膜の上皮細胞が再生することにより3ヶ月程で更に強く接着します。
但し、角膜の表面のみが再生する為、上皮細胞下のフラップが密着するというわけではありませんので、強度的には手術前と全く同じというわけではありません。
尚、フラップが安定すれば、通常の生活で眼をこすったりしてずれるということはありませんので、ご安心下さい。
6)レーシック治療では近視乱視の治療が可能ですが、眼の老化現象の老眼に関しましてはレーシック治療をお受け頂いても回復致しませんので、手術をお受け頂いても老眼鏡は必要となります。
治療により眼が良くなった場合には、もともと眼が良い方と同等の条件になるとお考えください。普通以上に老眼が早くなったり、きつくなったりするということはございませんので、ご安心下さい。
7)レーシック治療では角膜を削ることによって、近視乱視を矯正致するため、矯正前後で角膜の厚さが若干異なってきます。
尚、それによって日常生活で何か制約が出たり、特別な注意が必要になってくるというわけではございませんので、ご安心下さい。
また、レーシック治療後に白内障や緑内障などの眼の病気になった場合でも、病気の治療手術は可能です。
レーシック手術により、白内障等の眼病のリスクが普通以上に大きくなるということはございませんので、ご安心下さい。
(眼科を受診される際は、レーシック治療を受けられた旨をお申し出ください)
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。