Q&A
2007年11月20日 (23歳/男性)
中学1年生の頃から、ソフトコンタクトを使用しています。
兄や姉がレーシック手術によって視力が飛躍的に回復したと聞いて、自分も検討しているのですが、一言にレーシックといっても種類がたくさんあって戸惑っています。
兄には『ウェーブフロントは個人に合わせてやってくれるから、より正確にできるし、夜でもよく見える』と説明を受けたのですが、通常のレーシックでは夜の見え方が違ったりするのでしょうか?
また、調べているうちに、イントラでも夜でもウェーブのように夜の光の見え方がより鮮明になる、というような情報を得たのですが。
それぞれのメリット、デメリットをお教えいただけないでしょうか。
近視の度数が強度である場合には、ウェーブフロントによる細かい屈折度数の調整以上に、現在ある近視乱視をより精度よく治療することが重要かと思われますので、当院では、強度近視の方に関しては、切除量がウェーブフロントにより増えてしまうこともあり、眼の状態を総合的に判断してウェーブフロントを直接エキシマレーザーにリンクさせない方法を取らせて頂く場合がございます。
(ウェーブフロントの場合は通常と比較して、照射切除量が約20%から30%増えてきます。)
また、夜間の見え方に関しては、夜間暗いところでは瞳孔が大きく開くことが多いため、ウェーブフロントによる細かい屈折の矯正以外に、エキシマレーザーで形成する範囲大きさが重要となってきます(エキシマレーザーの照射範囲は、夜間の瞳孔の大きさより小さい場合には、夜間の見えづらさを感じやすくなります)
当院で行っているイントラレーシック治療の特徴としては、従来のマイクロケラトームを用いたレーシック治療ですと、マイクロケラトームでフラップを作成した時に、どうしても細かい近視乱視が増えてしまうのですが、当院で行っておりますイントラレーシック治療では、より正確に薄くフラップを作成することにより、細かい乱視の発生を最小限に抑えているため、より見え方の質が、従来のレーシック治療と比較して、向上していることがあげられます。
当院では患者様にとって最善の結果が出るべく、治療を行っておりますので、もちろん、全ての患者様にウェーブフロントレーシックが最善の選択肢であるとは限らないため、使用しない方が良い結果がでると判断された場合には、使用しない場合もありますが、ウェーブフロントを直接リンクさせない場合でも、当院で導入しているエキシマレーザーはその照射方式がウェーブフロントの理論に基づいて照射が行われており、通常と同じ切除量でウェーブフロントと同等の効果を出すことが可能となっております。
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。