Q&A
2008年01月05日 (52歳/男性)
子供がアメリカンフットボールをしております。
電話で問い合わせたところエピレーシックを勧められました。
ところが説明を聞くにつれとても長期間の養生が必要とのこと、とても対応しきれるものではありません。
頻繁に術後の検査を必要とする、週間単位で、また術後半年間はほとんど外出が不可(紫外線を避けるため)万が一外に出るときは、特殊なサングラスをしなさいとのこと。
まったく日常生活ができないような説明をされました。
ほんとにそんなことで手術を受けられる人がいるのか疑問に思いました。
実際術後どれくらいの期間の養生が要るのでしょうか。
練習等に参加できるようになるにはどれくらいの期間が要るのでしょう。
よろしければ再度お知らせください。
また、エピレーシックの術後の経過、将来白内障等の手術は可能なのでしょうか、あわせてお知らせください。
当院では、イントラレーシック治療以外に、格闘技などをされており眼の怪我をする可能性が高い方や、角膜が薄くイントラレーシック治療でも適していない方に対しては、エピレーシックまたはラゼックという治療方法をお勧めしております。
通常のレーシックではフラップが手術後の怪我によりずれてしまう恐れがありますが、エピレーシック治療ラゼック治療は手術後にフラップの跡が残らず、角膜の強度に優れております。
角膜上皮細胞層を特殊プラスチック製の刃物を使用して剥離する方法がエピレーシック治療です。
また角膜の形状によっては刃物を使わないほうが良いと判断した場合には、薬品(アルコール) を使用して上皮細胞層の接着をゆるくして剥離するのですが、その方法がラゼック治療と呼ばれます。
基本的にはエピレーシック治療ラゼック治療ともに、同じ角膜上皮細胞層を剥離して、近視乱視を治療するレーザーを照射する治療方法であり、ほぼ同じ手術方法であると考えて頂いて結構です。
エピレーシック治療ラゼック治療のトータルでの症例数は 2,000件以上となっており、手術3ヶ月後の結果は、平均視力が 1.5以上とイントラレーシック治療と同様に、良好な結果が得られております。
また、将来的に白内障や緑内障などの眼の病気になった場合でも、病気の治療手術は可能です。
レーシック手術により、白内障等の眼病のリスクが普通以上に大きくなるということはございませんので、ご安心下さい。但し、眼科を受診される際は、お手数でございますが、レーシック治療を受けられた旨をお申し出頂く必要がございます。
エピレーシック治療(ラゼック治療)はレーシック治療よりも、フラップの安定に時間がかかります。また術後の経過が不安定な部分もあるので、6ヶ月経過後までは当院にて検診を受けて頂く必要があります。
(そのため、遠方でご来院が困難な方には、治療をお勧めしておりません)
術後のスポーツにつきましては、術後の経過に個人差がありますので、基本的に術後の定期検査の診断の結果により許可をお出ししております。
一般的な目安として、汗が目に入るような運動(ジョギング等)は手術 1週間後から、眼に何か当たる可能性のあることは(球技、スノーボード、サーフィン等)は 1ヶ月後から可能です。
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。