Q&A
2008年01月06日 (34歳/女性)
私は歯科医です。
職業柄近い焦点で長時間、目を酷使しがちになりますがそのような場合でも検査の結果適応であれば手術後問題は出ないでしょうか?
それと手術後視力低下により再手術を行った場合の副作用や、再手術後やはりまた視力が低下するリスクを教えて下さい。
よろしくお願いします。
見え方は個人差がございますが、翌日検診後は裸眼で生活頂けますので、レーシックを受けられたほとんどの方は、手術翌日検診後もしくは翌々日から通常の仕事に復帰されております。
手元を見る作業等があるような場合でも、年齢的には老眼が出る年齢ではないため、手術をお受け頂いても近場の作業は可能かと思われます。
但し、最初の内は眼が疲れやすい、眼が乾きやすい、といった症状が出やすくなりますので、乾きを感じた際には点眼薬を使用して頂いたり、特にパソコンなど手元の作業をされる際には瞬きの回数が減ってより乾燥しやすくなりますため、意識して瞬きをして頂いたり、時折休憩を入れるなどされるとより良いかと思います。
また、基本的に手術をしても、後で近視の戻りが出やすい眼と検査で判断した場合には手術をお勧めしておりません。
手術後、眼の状態がほぼ安定してくるのには約3ヶ月前後かかりますが、特に手術後間もないうちは眼の度数が不安定なことにより、見え方も安定しておらず、視力が不安定な場合でも多くの場合は、時間の経過と共に徐々に眼の状態も安定していき、視力も向上してきます。
万が一、手術後3ヶ月後以降に近視や乱視等が残り、見え方が不十分な状態で安定してしまった場合には、追加矯正治療による調整をご検討頂いても良いかと思います。
尚、追加矯正治療によるリスクとしては、1回目の治療と異なり、度数の調整となるため、角膜を削る量は僅かで角膜の強度そのものには大きな影響はないかと思われますが、1回目の治療と同様にレーザーの効果のばらつきで、視力の回復には個人差が出ることがございます。
エキシマレーザーで人間の近視治療が行われるようになって約20年になりますが、レーザーの影響で10年後20年後に何か悪いことが起きていることは全くありません。
また、原理的にも安全と考えられるため、現在、毎年世界で数百万人の方がレーシック治療を受けられております。
レーシック治療では近視・乱視・遠視を治療することは可能であり、ほとんどの方は手術後も良好な視力を保たれておりますが、残念ながら近視の進行を予防する治療方法ではありません。
その為、手術によって視力を回復した場合でも、その後近視の進行などにより視力が低下する可能性もございます。
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。