Q&A
2008年01月09日 (48歳/女性)
ウエーブフロントはどういうものですか?
カスタムビューの違いを教えてください。
現在レーシック治療では近視乱視を治すのみならず、眼球の細かい凹凸まで検出して更に質の高い矯正が可能になっておりますが、その矯正方法が治療する機器によって異なる名称で呼ばれており、他のクリニックでは「カスタムビュー」という名称を用いてるクリニックもございます。
当院で用いている「Allegretto Shinagawa Edition(アレグレット品川仕様)」でも眼球の細かい凹凸まで検出して、質の高い矯正を行うことが可能となっております。
レーシックとは角膜の表面をめくりフラップと呼ばれるフタを作り、その露出した部分にエキシマレーザーを照射し、角膜を削ることで光の屈折率を調節し、近視乱視を矯正する方法です。
通常はマイクロケラトームという眼球専用の金属製の刃物でフラップ(フタ)を作成します。
当院では、コンピューター制御により安全正確にフラップを作成することが可能な、イントラレースFS60レーザーによりフラップを作成し、Allegretto Shinagawa Edition(アレグレット品川仕様)というエキシマレーザー装置でレーザーを照射し、近視乱視を矯正しております。
ウェーブフロントレーシックは、眼球全体の眼の細かい歪みを検出して矯正する方法であり、特に眼球の歪みが大きい方に対して効果がある治療方法です。
当院では、強度近視や強度乱視などで機械的に測定が不可能な場合を除いて、基本的に全例に対してウェーブフロントの検査(ウェーブフロントアナライザー)を行っております。その検査結果に基づいて、一定以上に眼球の歪みが強く、尚且つ角膜の厚さに余裕がある場合には、ウェーブフロントアナライザーを直接エキシマレーザーにリンクさせて照射(ウェーブフロントレーシック)を行います。
カスタムビューのレーシック治療であれば、エキシマレーザーの性能そのものが、 WaveLight社の Allegretto Shinagawa Edition(アレグレット品川仕様)と同等に近い性能での矯正が可能ですが、「カスタムビュー」という名称を用いてるクリニックと比較して、当院ではフラップの作成をレーザーで行うことで、より正確な矯正を可能にしております。
従来のマイクロケラトームを用いたレーシック治療の場合は、フラップの厚さのコントロールが出来ず、フラップを作成する作業そのものにより眼球の凹凸が出現してしまうため、せっかく眼球の凹凸を検出して質の高いレーザー治療を行おうとしても、フラップの作成作業自体によってそれが打ち消されてしまう面がありました。
尚、当院で行っているイントラレーシック治療ではより正確なフラップを作成し、尚且つ、眼球の細かい凹凸まで検出してレーザーを照射することによって、従来のマイクロケラトームを用いたレーシック治療よりも、質の高いレーシック治療を行うことが可能になっております。
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。