Q&A
2008年03月01日 (34歳/女性)
検査を受けました。
結果、イントラレーシック適用可でしたが、角膜が非常に薄い(両眼358ミクロン)ため、再手術ができないこと、通常に比べ合併症のリスクが高くなるとの説明を受けました。
(1)イントラレーシックは、最低何ミクロンの厚さがあれば適用可能なんでしょうか?
(2)私の角膜の厚さでも、エピレーシックでなくイントラレーシックができるのでしょうか?それはギリギリの範囲なんでしょうか?
(3)「角膜拡張症」や「円錐角膜」のリスクについては、やはり角膜が薄いため、通常の場合よりリスクが高くなるのでしょうか?
高くなるとした場合、どれくらいのリスクを覚悟しなければならないでしょうか?
検査後よく考えましたが、できる限り施術を受けたいと思っています。
「視力が下がるリスク」については、できれば0.8、極端なことをいえば0.1以上見えればいいと考えています。
施術後眼鏡をかけることになっても、今よりずっと楽だと思うからです。
再手術ができないこともかまいません。
(1)一般的にレーシック治療では250ミクロン以上のベッドは残すべきであるといわれておりますが、当院では安全性を考えて300ミクロン以上ベッドの厚さが残る場合に、治療をお勧めしております。
(2)エピレーシック治療およびラゼック治療は、イントラレーシック治療よりも、より薄いフラップを作成することが可能なのですが、近視度数が強い方の場合、治療後に角膜にヘイズと呼ばれる混濁が生じるリスクが高いため、前回の検査の結果からは、エピレーシック治療およびラゼック治療はお勧めすることは出来ません。
(3)角膜の厚さが薄くなってしまった場合は、その強度の低下により、角膜が変形する「角膜拡張症」と呼ばれる症状が出てくるリスクがございます。
そのようなリスクを予防するためにも、一般的に角膜の残存厚ベッドを250ミクロン以上残すべきであるといわれており、当院では安全性を考えてそれ以上(1回目の治療では300ミクロン以上)の角膜ベッド厚を残すようにして治療を行っております。
尚、角膜の残存ベッド厚が約300ミクロン、フラップの厚さをあわせるとトータルで約390ミクロン弱との角膜の厚さとなりますが、この場合、極度に角膜拡張症のリスクが増してしまうというわけではございません。
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。