Q&A
2008年03月12日 (34歳/女性)
先日の検査で網膜の薄い部分があるのでレーザーで保護してもらうように言われ、それなら、とりあえずコンタクトを買わないとと思い眼科に行きました。
そこで、レーシックをしたあとの網膜はく離が学会でも発表されているし、怖いことなので眼科医のなかでやってる人はいませんよ、と言われました。
あなたの場合網膜が薄い部分があるということだし、レーザーで保護しても100%ではない、その可能性が他の人よりも高いということですよ。
レーシックと網膜はく離との関係性はどうなのでしょうか?
当院で行っているイントラレーシック治療では、眼に対する負担が従来のマイクロケラトームを用いたレーシック治療と比較して少ないため、網膜剥離等の合併症を非常に起こしにくくなっております。
但し、レーシック治療では角膜を削ることによって屈折の度合いを変え、近視乱視を矯正しますが、もともとの網膜の状態が改善されるわけではございません。
強度近視の方は眼球の奥行きの長さ(眼軸長)が伸びているために、網膜が部分的に弱くなり、それによって網膜剥離が起きやすくなっているのですが、レーシック治療では角膜への屈折状態は変えますが、眼球の奥行きの長さは変わりませんので、治療を受けられた場合でも、元々強度近視の方の場合は網膜剥離になるリスクが低くなるわけではありませんので、治療有無に関わらず、年に一回程度は眼底検査など、眼の状態等のチェックを受けられることをお勧め致します。
また、レーシック治療をお受け頂かない場合でも、年齢による変化として網膜剥離が起きる可能性がございますので、やはり定期健診をお受け頂くことが大切です。
尚、レーシック治療後に結膜炎や網膜剥離など眼の病気になった場合でも、普通と同じように治療が可能ですので、ご安心下さい。
現在では従来の眼鏡やコンタクトレンズに加え、レーシック等、様々な屈折矯正手段が出てきており、ご自身にあった矯正手段をお選び頂くと良いかと思います。
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。