Q&A
2008年03月24日 (?歳/女性)
3月21日には検査でお世話になりありがとうございました。
角膜の形が異常ということで、レーシック不適応と診断されました。
知り合いの勧めもあり、手術を決心して、望んだ検査だけに不適応ということで、ショックでした。
円錐角膜ということでしょうか?
もう少し詳しくお聞きしたかったのすが、その時は動揺してしまってできませんでした。
病気でしたら、今後の治療や視力回復のオペの有無、注意することなど教えてください。
今後レーシック適応の可能性はないのでしょうか?
お忙しいところメールにて失礼いたしますが、ご返答いただければ幸いです。
宜しくお願いいたします。
前回の検査結果では、角膜の形状にゆがみを認める結果がでておりました。
レーシック治療では角膜を削ることによって近視乱視を矯正するのですが、もともと何らかの原因で角膜にゆがみが生じている場合には、治療後にも再び角膜がゆがむことによって、近視乱視が生じてしまうリスクがあるため、前回の検査結果からは、角膜を削って近視乱視を矯正するレーシック治療(イントラレーシック治療エピレーシック治療ラゼック治療いずれも)はお勧めすることは出来ませんでした。
尚、そのゆがみの状態からは、明らかに円錐角膜という疾患によってゆがんでいると判断できる状態ではなく、特に日常生活上の注意点もございませんが、レーシック治療に関しましては、その治療の安全性の観点からも、わずかながらでも治療後に角膜がゆがんでしまうリスクがある方に関しましては、現時点では治療はお勧めしておりません。
またその他の治療手段としては、角膜内にリング状の補強材を挿入して形状を矯正する、角膜内リング治療がございますが、あなた様の角膜の形状からは、角膜内リング治療ですとその効果が強すぎるために、かえって乱視が生じて回復が中途半端になる可能性があるため、角膜内リング治療はお勧めすることは出来ません。
また、角膜を削らず眼球内に人工のレンズを挿入して視力を回復するフェイキック IOL手術に関しましては、その眼への負担も大きいために40歳以降の方に関しましては、回復が遅くなる可能性も考慮して積極的にはお勧めしておりません。
尚、今後、医療技術の進歩により、安全に治療をお受け頂くことが出来るようになる可能性はございますので、治療のご希望がございましたら、今しばらくお待ち頂くことをお勧め致します。
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。