Q&A
2008年04月02日 (39歳/男性)
他クリニックで受けましたところ、強度の円錐角膜でかつ、上下の屈曲が異なるため、角膜リングの挿入で、乱視を1/4へ軽減を目標とし、視力回復は効果が期待できないといわれました。
費用は約80万円とのことです。
御クリニックHPでは、リング挿入により乱視近視の回復が可能とありますが、個人差があるにせよ、視力回復をいくらかでも期待できるものでしょうか?
『角膜内リング』は、角膜に特殊プラスチック製のリング状の補強材を、イントラレースFS60レーザーで角膜内に作成したトンネル内に挿入することで、角膜の形状を改善させ、それによって視力を向上させる治療方法です。
手術後の視力回復は徐々に起こり、角膜形状や視力は手術後約3ヶ月で安定します。
当院で角膜内リング手術治療を受けられた全ての方が、治療前よりも良好な視力に回復されておりますが、その回復の度合いは手術前の眼の状態によっても大きく異なってきます。角膜リング治療の目標としては、現在の角膜の歪みを出来るだけ矯正して、今までの視力を向上することにあります。
また、角膜が歪んでしまっている場合には、通常の眼鏡やコンタクトレンズの装用が困難である場合が多いのですが、そのような方に関して角膜の歪みを治療することで、より眼鏡やコンタクトレンズを合いやすくします。
その他、角膜内リング治療には、円錐角膜の進行を抑える遅らせる効果があると言われ
ており、特にまだ年齢的にも若く今後も進行する可能性がある方に対しては、お勧めできる治療法だと思われます。
但し、もともとの角膜の状態にはかなり個人差があり、リングを挿入した後の角膜の反応にもばらつきが大きいため、イントラレーシックほどの矯正精度はありませんので、手術後も幾分か近視乱視が残ることがあり、視力矯正の補足としてメガネやコンタクトレンズの使用が必要になることがございます。
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。