Q&A
2008年04月17日 (?歳/女性)
検査の結果、ラゼックが適応と診断されたのですが、他のクリニックではPRKを勧められました。
どちらの手術がより私に適しているかお手数ですが教えてください。
お願いいたします。
レーシックとは角膜の表面をめくりフラップと呼ばれるフタを作り、その露出した部分にレーザーの照射をすることで光の屈折率を調節し、近視乱視を矯正する方法です。
PRKはレーザーで角膜上皮を取り除いて手術をするため、フラップが作成されません。
以前は PRKという方法が行われておりましたが、直接上皮細胞を削ってしまうため回復に時間がかかることから、現在では PRKを進化させたエピレーシック治療ラゼック治療が主流になってきております。
当院では角膜の厚さが足りずイントラレーシック治療をお受け頂くことができない方に対して、より薄いフラップを作成して治療を行う、エピレーシック治療ラゼック治療を行っております。
通常、イントラレーシック治療では約 100ミクロンの厚さのフラップを作成しますが、エピレーシック治療ラゼック治療では、より表面の角膜上皮細胞層と呼ばれる部分(約50ミクロン)を剥離して近視乱視を矯正するレーザーを照射して治療を行います。
角膜上皮細胞層を特殊プラスチック製の刃物を使用して剥離する方法がエピレーシック治療です。
また角膜の形状によっては刃物を使わないほうが良いと判断した場合には、薬品(アルコール) を使用して上皮細胞層の接着をゆるくして剥離するのですが、その方法がラゼック治療と呼ばれます。
基本的にはエピレーシック治療ラゼック治療ともに、同じ角膜上皮細胞層を剥離して、近視乱視を治療するレーザーを照射する治療方法であり、ほぼ同じ手術方法であると考えて頂いて結構です。
尚、エピレーシック治療、ラゼック治療、いずれを選択するかは、治療を受けられる方の眼の状態によって異なってくるのですが、前回の検査結果からは、角膜の形状大きさから刃物を用いた場合には切れ過ぎてしまうリスクを考えて、ラゼック治療を選択させて頂いております。
また治療に関してご心配なことがございましたら、治療を受けられる場合、その当日も再度治療前に検査診察がございますので、何でもご相談下さい。
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。