Q&A
2008年05月11日 (30歳/男性)
質問したいことが多くあり、検査日に先立ちメールいたします。
術前に全て納得できればと希望しています。
お手数ですがよろしくお願いします。
■A.術後の視力低下の可能性
(1)5、10、30年後でも視力維持するか。
(2)視力低下した場合、再レーシックして再回復できる可能性は。
(3)再レーシックできない場合、コンタクトレンズ使用できるか。
(4)再レーシックできない場合、眼鏡コンタクトレンズで現状レベルまで矯正できるか。
(5)術前に、将来再レーシックできそうか判断できるか。
■B.老眼
(1)老眼になった場合、再レーシックにより治療できるか。
(2)レーシック受けたことにより、老眼に対するデメリットあるか。
(一度レーシックを受けたため角膜が薄くなり、再レーシックができなくなる等)
■C.PCワーク
(1)PCワークに対する目の疲れ方は変化するか。
現状、ドライアイ、乱視用コンタクトが合わない等で非常に目が疲れているため気になっています。
■D.眼病
(1)ドライアイに対して改善する点、悪化する点
(2)ものもらい等、眼病耐性に変化あるか。
(3)将来、白内障手術を受ける可能性高いと思います。
将来、適切に白内障手術を受けられるか。
レーシックとの相性が悪く、白内障手術により視力低下する可能性
■E.耐水
(1)プール、温泉など現状通り楽しめるか。
将来にわたって何か制限が継続するか。
■F.視力検査
(1)「上/下/緑より赤のほうが良く見えます」のような視力検査をよく受けますが、タイミング、目の疲れ方で見え方が変わるため、手術用データとしての信頼性が心配です。
手術用データとして、どのように適切に使用しているか。
■G.夜間
(1)夜間、瞳孔が開くとレーシック術後見えにくくなる場合があるのでしょうか。
(夜間、車の運転毎日します。年に数回、夜間高速道路を5時間運転します)
(2)ハログレアを防ぐため、自分できる工夫努力方法はあるか。
■H.実績
(1)スタッフ、先生方も貴クリニックでレーシックを受けているか。
受けていれば、その内容(何人、何レーシック)
(2)世界一の技術を求め、海外から来院する患者もいるか。
■A.術後の視力低下の可能性
(1)ほとんどの方は治療後は良好な視力を維持されておりますが、近視の進行は遺伝や環境など様々な要因に関係しており、レーシック治療そのものは現時点での近視乱視を治療することは可能ですが、その後の近視を予防することは、残念ながら出来ません。
そのため、レーシック治療後に良好な視力に回復された場合でも、術後の生活によっては少し進行する可能性もございます。
また、当院で治療を受けられた患者様の99.7%が1回の治療で 1.0以上の良好な視力に回復されておりますが、レーザーの効果には個人差があるため、もともとの近視乱視度数が強い方の場合は、1回目の治療でも近視乱視が残り、視力の回復が不十分になる場合もございます。
(2)このような場合には、角膜の厚さなど眼の状態に問題がなければ、追加矯正治療により更に視力を向上することは可能です。
(手術後の近視の戻りや、1回目の手術でも近視や乱視などが残り再手術を要した割合は1%未満となっております)
当院には、万一視力が再び低下した場合において6年以内の追加矯正を1回無料で行う保障制度がございます。
尚、品川エディション最高級スーパーイントラレーシック以外の術式につきましては、保障期間は3年間となります。
但し、可能かどうかは再度検査を行い、角膜等の状態を診てドクターが判断する形になります。
尚、2回目の治療を受けられた方は、ほぼ全員が 1.0以上の良好な視力に回復されております。
(3)(4)
手術をお受け頂いた後でも、眼鏡の装用は可能です。
また、手術 1ヶ月後からコンタクトの装用は可能です。
但し、ソフトはおおむね装用可能ですが、ハードの場合は、レーシック治療では角膜を削ることによって角膜の形状が変わってくるため、眼の状態によっては若干合いにくい場合もございます。
(装用できなくなるというわけではございません)
コンタクトの装用は、眼科医の指示の元に購入頂き、適切に使用されることをお勧め致します。
(5)当院では基本的に追加矯正ができない程、角膜が薄い方には、手術を行っておりません。
但し、1回目の治療での効果のばらつきによって度数の調整が必要な場合は、角膜を削る量は比較的少ないため、ほとんどの場合は再手術をお受け頂くことは可能ですが、1回目の治療後に近視が進行することによって視力が低下する場合、進行の度合いが大きい場合には残念ながら角膜を削る厚さが足りず、再手術が困難な場合もございます。
■B.老眼
(1)レーシック治療では近視乱視を矯正することが出来ても、老化現象である老眼症状の治療とはなりませんため、一般的に老眼の症状が出てくる40代中頃前後になると、普通に眼が良い方と同じように、手元が見えづらくなってきますので、手元を見る際には老眼鏡が必要となってきます。
(2)レーシック治療により眼が良くなった場合には、もともと眼が良い方と同等の条件になるとお考え下さい。
普通以上に老眼が早くなったり、きつくなったりするということはございません。
■C.PCワーク
(1)見え方は個人差がございますが、翌日検診後は裸眼で生活頂けますので、レーシックを受けられたほとんどの方は、手術翌日検診後もしくは翌々日から通常の仕事に復帰されております。
最近では仕事等でパソコンを使用する頻度も高くなり、眼を酷使せざるを得ない環境が増えていますが、ほとんどの方はレーシック治療後に良好な視力を保たれております。
また、基本的に手術をしても、後で近視の戻りが出やすい眼と検査で判断した場合には手術をお勧めしておりません。
但し、最初の内は眼が疲れやすい、眼が乾きやすい、といった症状が出やすくなりますので、乾きを感じた際には点眼薬を使用して頂いたり、特にパソコンなど手元の作業をされる際には瞬きの回数が減ってより乾燥しやすくなりますため、意識して瞬きをして頂いたり、時折休憩を入れるなどされるとより良いかと思います。
■D.眼病
(1)ドライアイの場合でも現在の眼の状態に特に問題が無ければ、ほとんどの場合はレーシック治療には支障ありませんが、症状が強い場合には、先に一般的な眼科でドライアイの治療を行ってからレーシック治療を行った方が良い場合もあります。
尚、レーシック治療後は一時的に涙の分泌が不安定になる為、手術後はしばらく乾燥症状が強くなります。
通常は時間の経過と共に徐々に改善してくるのですが、手術前と涙の分泌量がほぼ同等になるには約 6ヶ月から12ヶ月程かかります。
手術前から乾燥症状が生じている方の場合は、最終的に手術前とほぼ同等の涙の分泌量に改善した場合でも、手術前より涙の分泌量が増加するというわけではございませんので、治療によって視力を回復した場合でも、やはり、乾燥に対する点眼等の治療が必要となってくる可能性がございます。
(2)将来的に白内障や緑内障などの眼の病気になった場合でも、病気の治療手術は可能です。
レーシック手術により、白内障等の眼病のリスクが普通以上に大きくなるということはございません。
尚、レーシック治療後、眼科を受診される際は、レーシック治療を受けられた旨をお申し出頂きますよう、お願い申し上げます。
(3)白内障の手術治療では、眼球内の濁った水晶体を人工の水晶体に入れ替えることによって、治療を行いますが、その際には挿入する人工のレンズの度数を変えることによって、手術後の眼の度数を調整することが可能です。
レーシック治療をお受け頂いた場合でも、白内障の手術治療をお受け頂くことは可能ですが、現在のところ、レーシック治療をお受け頂いた方が白内障の手術をお受け頂いた場合、白内障の手術後の眼の度数は若干ズレやすいことが知られております。
現在、レーシック治療をお受け頂いた方に対しての白内障の手術は、国内外でも数多く行われるようになっており、臨床データも蓄積され、治療精度は年々進歩しております。
また、近い将来、白内障の治療手術が必要な場合には、レーシック治療前後のデータがあると、より治療の参考になるかと思われますので、近い将来白内障の治療が必要となった場合には、当院ではレーシック治療前後のデータを提供することも可能です。
(但し、通常、近い将来白内障の治療が必要となってくるような眼の状態の方には、レーシック治療は当院ではお勧めしておりません)
■E.耐水
(1)温泉は 1週間、プール海水浴は手術後 1ヶ月間は控えて頂いておりますが、術後の経過に個人差がありますので、基本的に術後検診の診断の結果により許可をお出ししております。
尚、レーシック治療後、眼の状態が安定してからは、ほとんどの場合は怪我をした場合でもフラップがずれてしまったことはありませんが、稀にフラップがずれることもある為、本格的な格闘技をされることはお勧め致しません。
■F.視力検査
(1)視力に関しましては、その測定方法(部屋の明るさや視力表などの距離など)に基づいて測定されておりますが、視力等の自覚的なデータはその時の体調などによって変化するため、通常治療を行う場合には、その他の他覚的なデータを基にして治療を行い、尚且つ治療当日も、再度治療前に検査を行い、眼のチェックを致します。
■G.夜間
(1)ほとんどの方は手術翌日から良好な視力に回復されており、運転可能な場合が多いのですが、手術してまだ間もない時期は疲れると見えにくい、夜間にクルマのヘッドライトがまぶしく感じる、光がぼやけるなどの症状が出やすく、あくまで運転できるかどうかは本人の見え方の自覚での判断となってきますが、安全の為にも夜間の運転は、手術後 1週間程度は控えて頂いております。
(2)ハロやグレアといった症状が出た場合でも、通常は時間の経過とともに徐々に改善していき、多くの場合は手術3ヶ月〜6ヶ月後にはほとんど気にならないレベルに落ち着いていきます。
尚、手術後ハロやグレアの症状が続くような場合でも、それらの症状を抑えるような点眼薬もございますので、通常は時間の経過とともにハロやグレアの症状は改善しますが、点眼薬によってハロやグレアの症状を抑えることも可能ではあります。
■H.実績
(1)当院ではドクターをはじめ、多くの職員が既に治療を受けており、全員が1.0以上の良好な視力に回復しておりますが、大変申し訳ございませんが、治療を受けた人数や、術式のデータは特に集計しておりません。
(2)当院では海外に在住の方も数多く治療を受けられておりますが、眼の状態がほぼ安定するのには約1週間程かかりますので、当院で1週間後検診をお受け頂くことが可能であり、また、通常の経過であれば問題は無いかと思われますが、通常よりも回復が遅い場合等には、当院で責任を持って経過を診させて頂きますので、1週間後検診以降も当院へ通院して頂くことが可能である方を対象とさせて頂いております。
尚、治療法は術後の回復の早さと通院回数を踏まえ、イントラレーシック治療のみとなります。
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。