Q&A
2008年05月27日 (37歳/男性)
はじめまして、レーシック手術を受けようと検討中なのですが、以下の点につきまして、疑問があり質問させていただいております。
お手数ですが、教えていただけないでしょうか?
1.老眼についてはよくHPにて説明がありますが、遠視については余り見かけません。
また、遠視になってしまった場合、現在の近視のままの生活より、不便になるような意見を伺いました。
遠視になってしまう事はあるのか、なった場合医療ミスなのか?
また、 年齢によるものが原因として大なのか?
または、現在の裸眼視力が問題としてあるのか、なのでしょうか?
非常に不安に思っております、その点はいかがでしょうか?
2.現在の裸眼視力によって、様々なリスクが発生すると仮定した場合、希望する視力は、1.2程度が良いのか?
また、設定度数は指定することが出来るのか?
3.ドライアイになってしまうことがあるということなのですが、それも、年齢、、実際の裸眼視力の因果関係はあるのでしょうか?
年齢は早いほうが良い、裸眼視力も良い方が良いのか?
1.レーシック治療で通常近視乱視を治療する場合には強く矯正するということは行いません。
手術後の視力回復に関しては個人差があり、例えば視力が 2.0に回復した場合でも、特に強く矯正して遠視になって視力が良好になったわけではありません。
手術後に若干遠視気味と感じられる場合も、時間の経過と共に徐々に改善し、正視に近づいていきます。
治療後しばらくは涙の分泌や、眼の度数などが安定していないため、遠近のピントが合い難くなりやすいのですが、通常は時間の経過と共に徐々に改善していきます。
尚、ピントが合うまでにかかる時間に関しては、個々の眼の状態によっても異なってくるため、一概に判断することは出来ません。
また、レーシック治療を行った場合、普通に眼が良い方と同じように40歳代中ごろ前後には近くのものが徐々に見えづらくなる老眼の症状が出てきますが、通常以上に早くなったり、きつくなったりすることはございません。
既に老眼が始まっている方が、レーシック治療をお受け頂いた場合には、同年代の、既に老眼が始まってしまっている方と同じような状態になります。
日常生活上は遠くのものを見る際には、特に眼鏡は必要なくなるかと思われますが、手元の細かいものなどを見る際には、老眼鏡が必要となってくるデメリットがございます。
また、手元の見え方に関しての違和感の目安としては、現在お使いの眼鏡のまま、手元を見た際に感じる違和感に近いかと思われます。
2.老眼の対策としてわざと近視を残すことにで、より近くを見やすくすることも可能です。
治療をお受け頂く場合、わざと近視を残し、遠くの視力を 1.0前後にしておくと、軽度の老眼が始まった場合でも、近くを見ることが可能かと思われます。
しかしながら、老眼の症状は年齢とともに徐々に進行していきます。
そのため、ある程度老眼が進んできてからも、手元が見えやすいようにするために、ある程度の近視を残しておくことが必要であり、ある程度老眼が進んでも、手元が見えやすくするためには、遠くの視力を 0.6前後までにしておく必要がございます。
どの様に治療を行うかは、ご希望によって調整することは可能ですので、その様なご希望がございましたら、検査及び診察時にお申し出下さい。
3.手術後は一時的に涙の分泌が不安定になることによって、眼の乾燥症状が一時的に強くなることがございますが、通常は時間の経過と共に徐々に改善していきます。
一般的には年齢と共に涙の分泌は低下していきますので、眼の乾燥症状はより生じやすくなるかと思います。
また、近視乱視度数が強い程、手術後の眼の状態が安定するのに、若干時間がかかりやすい傾向がございます。
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。