Q&A
2008年07月12日 (54歳/男性)
お世話になります。
現在54歳ですが、右目が遠視に乱視があり、左目が近視です。
右目左目が全く違うため、メガネをかけて歩きにくいので、
(1)車を運転するときはコンタクト、近く(例えばレストランのメニュー)を見るために、その上からメガネをかけています。
反対に(2)仕事でパソコンなどを使用する時は、裸眼だとかなり画面に近づかないと見えないため、すこし離れても画面が見えるようコンタクトをかけ、会議などで離れたスクリーン(ホワイトボードなど)の文字を見る場合は、その上からメガネをかけています。
または目的に応じて2種類のメガネ(パソコン用、離れたスクリーン用)を使い分けています。
さて、このレーシック手術では、遠くも近くも見えるようになるのでしょうか?
それともどちらか一方(遠く又は近く)に合わすのでしょうか?
今と同じように、手術後もその上からメガネをかける必要があるのでしょうか?
視力は、もともと両目で0.8程度でしたが、数年ほど前から低下し、免許の更新にもメガネが必要になりました。
また仕事でパソコンを使用する場合でもかなり画面に近づかないと見にくくなりました。
このような状態でも、レーシック手術で改善出来るのでしょうか?
以上、教えてください。
宜しくお願いいたします。
レーシックは、角膜にエキシマレーザーを照射し、光の屈折率を調節する近視矯正手術です。
当院で導入しております最新のエキシマレーザーは、ほとんどの強度近視遠視乱視の治療が可能です。
当院で治療を受けられた患者様の99.7%が 1.0以上の視力に回復されており、ほとんどの方は、一度の治療で良好な視力を保たれております。
手術後に回復し得る視力の目安としては、現在眼鏡やコンタクトで矯正されて見える視力が目安となります。
眼鏡やコンタクトで視力が出ない場合は、レーシックを行った場合でもそれ以上の視力回復は困難な場合もございます。
尚、遠視と近視乱視の治療の異なる点にとしては、一般的には遠視の治療のほうが、若干度数が安定するのに時間がかかる傾向がある(近視治療の場合は、約3ヶ月程で眼の状態がほぼ安定してきますが、遠視治療の場合は、それより時間がかかる場合がございます)ことが挙げられます。
遠視治療をお受け頂いた場合のメリットとしては、遠視が軽減されることにより、手元が現在よりも見えやすくなることが挙げられます。
しかしながら、既に始まっている老眼そのものは残るため、完全に老眼鏡が必要なくなるというわけではございませんことを、ご了承下さい。
既に老眼が始まっている方が、レーシック治療をお受け頂いた場合には、同年代の、既に老眼が始まってしまっている方と同じような状態になります。
日常生活上は遠くのものを見る際には、特にコンタクトレンズや眼鏡は必要なくなるかと思われますが、手元の細かいものなどを見る際には、老眼鏡が必要となってくるデメリットがございます。
また、手元の見え方に関しての違和感の目安としては、現在お使いのコンタクトレンズや眼鏡を装用したまま、手元を見た際に感じる違和感に近いかと思われます。
一方、近視の治療をしていない場合には、従来通り、遠近両用眼鏡、もしくは遠く用と近く用の2つの眼鏡が必要です。
尚、近くの作業を長時間されるような方の場合は、わざと近視を残して治療する方法もあり、その方法でしたら手元を見るときの眼の疲れやすさなどは、普通に眼が良い方と比較してやや少なくなるかと思います。
(但し、近視を少し残した場合は、遠くの視力はその分、落ちます)
治療に対して、もし近視を残した治療方法がご希望の場合は、検査診察時にその旨をお申し出下さい。
レーシック治療をお受け頂いた場合のメリット(遠くは眼鏡が必要なくなる)、デメリット(近くを見る際には老眼鏡が必要となる)をよくご検討頂いた上で、治療を受けられるかどうかをお決め頂くとよいかと思います。
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。