Q&A
2008年07月16日 (36歳/女性)
以下の点について回答願います。
1.術後ケア(長期保障制度)の内容を教えてください。
一週間三か月後検診後も検診及び目薬の処方を受けられますか?
2.後遺症は夜間の運転に支障がない程度に落ち着きますか?
バスタクシーの運転手で、intraLASIKを受けた方はいますか?
術後も運転手を続けておられますか?
3.角膜を削るとありますが、削った分は再生しないのでしょうか?
4.切開部位を打撲するとフラップがずれるとありますが、術後どれ位の期間の話ですか?
先日の問診にて、「切開部位は完全に塞がる安定後は術前と同様の状態(強度の話)になる」と聞いています。
5.眼圧が上がるとはどういう状態ですか?
自分で判断する基準を教えてください。
6.角膜上皮迷入とはどういう状態ですか?
自分で判断する基準を教えてください。
以上、よろしくお願い致します。
1.翌日検診後の通院につきましては通常、 1週間後、 3ヶ月後の検診を行っております。
尚、当院で術後検診をお受け頂く場合は、術後6年間の診察代は全て無料となっておりますが、1年以降はお薬代がかかる場合もございます。
(品川エディション最高級スーパーイントラレーシック以外の術式につきましては、保障期間は3年間となります)
術後の定期検診以外でも、ご心配なことがありましたら、ご予約の上でのご来院は可能です。
遠方の方は、翌日検診にて特に経過に問題が無い場合は、1週間後検診以降は紹介眼科に通院頂くことも可能です。
紹介眼科は手術でご来院の際、紹介眼科リストからお住まいの都道府県内の眼科をご紹介しております。
紹介眼科を受診される場合には、検診日は多少前後しても構いません。
尚、術後の検診を当院以外で検診される場合は、検診の費用(診察代薬代)は自己負担とさせて頂いております。
2.当院では職業ドライバーの方も数多く治療を受けられており、特に仕事に支障なく生活されております。
但し、ほとんどの方は手術翌日は良好な視力に回復されており、運転可能な場合が多いのですが、手術してまだ間もない時期は視力が不安定になりやすく、疲れると見えにくい、夜間にクルマのヘッドライトがまぶしく感じる、光がぼやけるなどの症状が出やすく、あくまで運転できるかどうかは本人の見え方の自覚での判断となってきます。
尚、夜間の運転は、手術後1週間程度は避けて下さい。
また、手術後は一時的に涙の分泌が不安定になりやすく、眼も乾きやすくなりますため、特に自転車やオートバイなど風が顔に当たるような場合には、眼が乾くことによって、眼が一時的にかすんだりすることもありますので、自転車やオートバイに乗られる場合には、治療後1週間程度は控えて頂くか、しっかりと保護用の眼鏡・ゴーグルなどを使用して頂くことをお勧めしております。
3.レーシック治療では角膜を削って近視乱視を治療する為、削った角膜を元に戻すことは出来ません。
4.フラップは戻した直後から角膜の細胞の陰圧(引っ張る力)により接着し、通常、1週間程でほぼ安定し、その後、角膜の上皮細胞が再生することにより3ヶ月程で更に強く接着します。
但し、角膜の表面のみが再生する為、上皮細胞下のフラップが密着するというわけではありませんので、強度的には手術前と全く同じというわけではありませんが、フラップが安定すれば、通常の生活で眼をこすったりしてずれるということはありませんので、ご安心下さい。
5.眼圧上昇時の症状としては、眼痛や頭痛、見え方に関しては眩しさなどが生じます。
レーシック治療そのものは、原理的には角膜を削って近視乱視を矯正する為、治療後は角膜の厚さが治療前よりも若干薄くなります。
眼科検査のうち、眼圧測定に関しましては、眼球に空気を当てたり、直接器具を当てることにより、眼球内の圧力を間接的に測定しているのですが、その測定原理上、眼球の壁の厚さ(実際には角膜の部位に器具や空気を当てて測定するため、角膜の厚さ)によって測定値は若干異なってきますため、レーシック治療後は眼圧の測定値は治療前よりもやや低く出る傾向にありますので、眼科での検査を受けられる際には、事前にレーシック治療を受けている旨をお申し出頂くことをお勧め致します。
6.合併症として上皮侵入(角膜上皮細胞が術後、フラップ下に迷入する)が起こる可能性は1〜2%と言われていますが当院での発生率は 1%未満です。
この場合はほとんどが翌日検診時の診察で確認出来、経過観察のみで問題がないことが多く、ごく稀に上皮侵入が多い場合は外科的に取り除くこともあります。
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。