Q&A
2008年08月19日 (34歳/男性)
現在コンタクト(ハード)を使用しています。
裸眼で0.1以下で乱視がきついと眼科医から言われています。
格闘技をしているので、エピレーシックを受けたいと思っています。
つきましては、下記の点を伺いたいので、返答頂きたくお願いします。
1)術後の不安要素はどのような点がありますか?
(レーシックをうけると緑内障を発症しやすい傾向があると聞きましたが、本当でしょうか?)
2)術後は、裸眼で強い紫外線に当たることをさけなければならないと聞きましたが、本当ですか?
当院では、イントラレーシック治療以外に、格闘技などをされており眼の怪我をする可能性が高い方や、角膜が薄くイントラレーシック治療でも適していない方に対しては、エピレーシックまたはラゼックという治療方法をお勧めしております。
通常のレーシックではフラップが手術後の怪我によりずれてしまう恐れがありますが、エピレーシック治療ラゼック治療は手術後にフラップの跡が残らず、角膜の強度に優れております。
角膜上皮細胞層を特殊プラスチック製の刃物を使用して剥離する方法がエピレーシック治療です。
また角膜の形状によっては刃物を使わないほうが良いと判断した場合には、薬品(アルコール) を使用して上皮細胞層の接着をゆるくして剥離するのですが、その方法がラゼック治療と呼ばれます。
基本的にはエピレーシック治療ラゼック治療ともに、同じ角膜上皮細胞層を剥離して、近視乱視を治療するレーザーを照射する治療方法であり、ほぼ同じ手術方法であると考えて頂いて結構です。
治療に関して最も可能性があるリスクとしては、一度の治療で必ずしも近視乱視が完全に治療できるとは限らないことがあげられます。
1回目の治療でも近視や乱視等が残り、追加の矯正治療が必要となることもあり、その可能性は当院では1%未満となっております。
尚、当院では2回目の治療を受けられた方はほぼ全員が1.0以上の良好な視力に回復されております。
その他のリスクとしては、手術後は一時的に涙の分泌が不安定になる為、眼が乾きやすくなる(ドライアイ)症状が出やすくなります。
また、最初の内は光が散乱したり、ぼやけて感じたりするハログレア症状が出ます。
これらの症状は時間の経過と共に改善していきますが、まれに、生活に支障がないレベルで症状がわずかに残ることがあります。
レーシック治療をお受け頂いた場合でも、それによって緑内障になる可能性が高くなったりすることはなく、また、万が一緑内障になった場合でも点眼薬や手術で緑内障の治療をお受け頂くことは可能です。
術後のスポーツにつきましてはイントラレーシック、エピレーシック(ラゼック治療)共に術後の経過に個人差がありますので、基本的に術後の定期検査の診断の結果により許可をお出ししております。
イントラレーシック、エピレーシック治療、ラゼック治療の料金は両眼で19万8,000円(税込) になります。
こちらの費用に麻酔代薬代当院での術後の検診代等全て含まれております。
エピレーシック治療(ラゼック治療)後は点眼薬の使用を怠ったり、紫外線を浴び過ぎると角膜にヘイズと呼ばれる白い混濁が残ることがまれにあり、そのような場合には混濁の影響で近視乱視が出てしまうことがございますため、治療後は当院にて処方致しました点眼薬をしっかり使用して頂くと共に、紫外線予防(6ヶ月間)を守って頂くことが大切です。
サングラスの装用に関しては、手術後6ヶ月間を基本としてお勧めしておりますが、眼の状態が安定するまでの期間に関しては個人差があるため、手術6ヶ月後の眼の状態によっては、それ以降も眼の状態が安定するまでの間、サングラスを装用して頂く必要もございます。
尚、眼の状態が安定してからは、紫外線に対しての対処としては、普通に眼が良い方と同じと考えて頂いて結構です。
エピレーシック治療(ラゼック治療)の手術後、濁りが出た場合は、通常は生じた濁りをレーザーで削る手術方法となります。
尚、手術後に濁りが出た場合でも、多くの場合は、点眼薬を適切に使用して頂くと改善しますので、ご安心下さい。
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。