Q&A
2008年08月21日 (31歳/女性)
1)安全性について。
術後10年20年、あるいは生涯に渡って起きるリスクはあるのでしょうか?
たとえば白内障や緑内障にかかりやすい、感染症にかかりやすいなど。
手術に成功しても、その後が心配です。
2)失明の危険性はないと言われていますが、医療事故が起きる可能性はないのでしょうか?
3)フラップを作りそれを戻した後、時間経過とともに切った部分は修復されて元の状態にもどるのでしょうか?
エキシマレーザーで近視治療が行われるようになってから約20年が経ちますが、長期的には特に問題がなく、理論的にも問題ないと考えられる為、毎年世界で数百万人の方がレーシック治療を受けられております。
日本国内で眼科専門医が行ったレーシックが原因で失明したという報告は現在までに一例もありません。
また、当院で行っておりますイントラレーシック治療で失明された方は、世界で一例もございませんのでご安心下さい。
治療に関して最も可能性があるリスクとしては、一度の治療で必ずしも近視乱視が完全に治療できるとは限らないことがあげられます。
1回目の治療でも近視や乱視等が残り、追加の矯正治療が必要となることもあり、その可能性は当院では1%未満となっております。
尚、当院では2回目の治療を受けられた方はほぼ全員が1.0以上の良好な視力に回復されております。
その他のリスクとしては、手術後は一時的に涙の分泌が不安定になる為、眼が乾きやすくなる(ドライアイ)症状が出やすくなります。
また、最初の内は光が散乱したり、ぼやけて感じたりするハログレア症状が出ます。
これらの症状は時間の経過と共に改善していきますが、まれに、生活に支障がないレベルで症状がわずかに残ることがあります。
レーシック手術により、眼病のリスクが大きくなるということはございませんのでご安心下さい。
但し、ほとんどの方は治療後は良好な視力を維持されておりますが、長期的に見ると近視の有る無しに関わらず、白内障等の老化現象が起きて少しずつ視力が低下する可能性はあります。
将来的に白内障や緑内障等の眼の病気になった場合でも、病気の治療手術は可能です。
尚、眼科に受診される場合は、レーシック治療を受けられたことを予めお申し出下さい。
フラップは戻した直後から角膜の細胞の陰圧(引っ張る力)により接着し、通常、1週間程でほぼ安定し、その後、角膜の上皮細胞が再生することにより3ヶ月程で更に強く接着します。
但し、角膜の表面のみが再生する為、上皮細胞下のフラップが密着するというわけではありませんので、強度的には手術前と全く同じというわけではありませんが、フラップが安定すれば、通常の生活で眼をこすったりしてずれるということはありませんので、ご安心下さい。
治療に関しましては、その方にとってのメリットデメリットをよくご検討の上、ご自身の判断にてお決め頂くことが大切です。
実際、治療が可能かどうかに関しては、詳細な検査をお受け頂かないとはっきりとはわかりませんし、眼の治療に関してもご心配なこともいろいろあるかと思いますので、よろしければ一度カウンセリング検査へお越し頂ければと思います。
ご来院お待ちしております。
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。