Q&A
2008年08月29日 (12歳/女性)
はじめまして。
お忙しいところ恐れ入ります。
私もコンタクトと眼鏡がなければとても生活は不可能ですので手術を受けたいのですが、私よりも息子のことが心配でご相談させていただきます。
息子は現在12歳の小6で、視力は0.5〜0.7位ですが、左の乱視があるため眼鏡をかけています。
段々と視力がおちてきているようです。
野球をやっておりますので、眼鏡がうっとうしいのでなんとかしてあげたいと思っているのですが、左目の網膜に穴が開いていて中学生になったらレーザー手術をうけるようにかかりつけの眼科からいわれております。
年齢的にもまだ無理かと思いますが、レーシック自体が不可能なのか、又親としては網膜手術もできて、且つ視力も回復できるのが理想なのですが、そのようなことは可能なのでしょうか?
御返答いただけると有難いです。
どうぞ宜しくお願い致します。
レーシック治療では治療の際に眼球を圧迫するため、網膜に裂孔(穴)がある場合には、レーシック治療によって網膜剥離が起きる可能性もありますので、レーシック治療前に必ず網膜のレーザー治療をお受け頂く必要がございます。
また、レーシック治療では近視乱視を矯正することは可能ですが、近視の進行の予防にはならないため、成長期の途中にある方が治療をお受け頂いた場合、一旦視力を回復しても、その後近視の進行によって視力が低下してしまう恐れがあります。
そのため、当院では、ある程度成長に伴う近視の進行の可能性が低くなってくる18歳以上の方を対象に治療を行っておりますので、18歳以上になられました折に、再度当院までご相談頂ければと思います。
尚、網膜のレーザー治療をお受け頂いてから1ヶ月間経ち、眼の状態に問題がなければレーシック治療は可能となりますが、網膜裂孔に関しては年齢による変化として網膜剥離が起きる可能性がございますので、いずれにせよお近くの眼科にて、半年か1年に1度は定期健診(眼底検査)をお受け頂くことをお勧め致します。
レーシック治療では近視乱視遠視の矯正は可能ですが、普通に眼が良い人と同じように、ある程度の年齢になると老眼が始まり、手術をお受け頂いても老眼鏡は必要となります。
(老眼とは年齢と共に眼の調節能力が衰えてピントをうまく合わせられなくなる状態のことを言います。)
既に老眼が始まっている方が、レーシック治療をお受け頂いた場合には、同年代の、既に老眼が始まってしまっている方と同じような状態になります。
日常生活上は遠くのものを見る際には、特にコンタクトレンズや眼鏡は必要なくなるかと思われますが、手元の細かいものなどを見る際には、老眼鏡が必要となってくるデメリットがございます。
また、手元の見え方に関しての違和感の目安としては、現在お使いのコンタクトレンズや眼鏡を装用したまま、手元を見た際に感じる違和感に近いかと思われます。
レーシック治療をお受け頂いた場合のメリット(遠くは眼鏡が必要なくなる)、デメリット(近くを見る際には老眼鏡が必要となる)をよくご検討頂いた上で、治療を受けられるかどうかをお決め頂くとよいかと思います。
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。