Q&A
2008年09月17日 (?歳/男性)
長野市在住48才の男です。
強度の近視で度数は右-8.0 左-8.75です。
30年近くハードコンタクト(現在はメニコンZ)使用してます。
メガネももってますが、何せ強度近視のため、1日使用してると眼精疲労になりますので主に朝、夕に使用しております。
1)今後、年を重ねるとドライアイや目の表面の変形?等でコンタクトは使用できなくなるのでしょうか?
2)今後のことを考えるとレーシック手術(1.5でなくても0.7くらいの回復でも)したほうがよいのではと思い、地元の目医者に相談したのですが「年齢的に老眼が出てくるのでお勧めできません」と言われました。
近視レーシック手術老眼の関係(メカニズム)がもうひとつよく分からないのですが、仮に手術をした場合は老眼になったとき、老眼の度数は手術をしない場合より強くなるということでしょうか?
以上2点よろしくお願いします。
レーシックは、角膜にエキシマレーザーを照射し、光の屈折率を調節する近視矯正手術です。
当院で導入しております最新のエキシマレーザーは、ほとんどの強度近視遠視乱視の治療が可能であり、近視度数は−14D(単位:D=ディオプター)まで、乱視度数は−6Dまで、遠視度数は+6Dまで治療可能です。
尚、眼精疲労は様々な原因によって起こるため、それらの原因が取り除かれないと、レーシック治療後も眼精疲労は出る可能性がございます。
コンタクトレンズのデメリットとしてはドライアイの症状を強く感じやすい、長期間装用により角膜への血管侵入や、角膜の細胞が弱ったり、感染症の危険があることなどがあげられます。
コンタクトは適切な装用をしないと、失明など重大な眼の病気につながる恐れがあります為、眼科医の診察指導の基での装用をお勧め致します。
レーシック治療では近視乱視を矯正することは可能なのですが、残念ながら老化現象(老眼)に関しては治療は出来ませんので、レーシックで治療を行った場合でも普通に眼が良い人と同じように、ある程度の年齢になると老眼が始まります。
老眼に関しては年齢的に徐々に症状が強くなり、手術をお受け頂いても老眼鏡は必要となります。
また、老眼に関しては、今後加齢と共に徐々に進むことが考えられますが、どの程度の速さで進行するかに関しては個人差がかなり大きいため、予測することは困難です。
但し、レーシック治療により、普通以上に老眼が早くなったり、きつくなったりするということはございませんのでご安心下さい。
尚、レーシック治療に際して、ある程度近視を残すことによって手元を見えやすくすることも可能ではあります。
どの程度近視を残すかで手元の見え方は変わってくるのですが、今後、ある程度手元を見る際に老眼鏡の使用をできるだけ少なく済むようにするためには、ある程度の近視を残し、遠くの視力を 1.0前後にしておくと、軽度の老眼が始まった場合でも近くを見ることが可能かと思われます。
しかしながら、老眼の症状は年齢とともに徐々に進行していきます。
そのため、老眼が進んできてからも、手元が見えやすいようにするために、遠くの視力を 0.6前後までにしておく必要がございます。
しかしながら、一般論として、手術後の遠くの見え方が現在使用されている眼鏡やコンタクトレンズよりも低い結果となってしまうと、せっかく手術をお受け頂いても以前よりも見えづらいといった感じをお持ちになる可能性がございます。
尚、実際にどのような矯正をされるか(完全に近視を矯正するのか、ある程度弱く矯正するのか)は、治療をお受け頂く方がどのように日常生活を送られているか、老眼の程度等によっても異なってきますので、宜しければ一度検査をお受け頂き、どの様に治療を行うか、ご希望をお申し出の上、ご相談頂ければと思います。
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。