Q&A
2008年10月04日 (30歳/女性)
先日クリニックで検査を受けたのですが、最終的に角膜が薄い為に手術が受けられないと言われました。
希望していた手術方法は「品川エディションスーパーイントラレーシック」でした。
検査後の先生との個人カウンセリングの際には手術が受けられないと宣告された事だけで頭がいっぱいで何も考えられなかったのですが、他にも色んなパターンの手術方法があるんですよね。
自宅に戻ってから資料を見直したのですが、角膜が薄いと判断された方でもエピレーシックやフェイキックなどの方法で視力が回復出来ると書かれていましたが、私でもそのいづれかの手術を受けられる可能性はあるのでしょうか?
どうしても諦めきれずメールさせて頂きました。
本当に受けられないのであれば諦めなければいけませんが、お手数おかけしますが再度ご検討できますでしょうか?
どうぞよろしくお願い致します。
レーシック治療では角膜を削ることによって近視乱視を矯正するのですが、前回の検査結果からは、平均的な角膜の厚さである 520ミクロンと比較して、角膜厚は右眼475ミクロン、左眼487ミクロンと非常に薄いこと、また、近視乱視度数が非常にお強いため、角膜を削る量が多くなってしまい、現在の角膜の厚さでは治療後に角膜の強度を保つために必要とされる十分な厚さが残せないことから、角膜を削って矯正するレーシック治療(イントラレーシック治療エピレーシック治療ラゼック治療)は、安全性の面から残念ながらお勧めすることはできませんでした。
(レーシック治療による角膜切除量は、全ての患者様で一定ではなく、矯正する近視乱視の量に合わせて、強ければ強いほど角膜の切除量は増加します)
また、角膜を削らず、眼球内に人工のレンズを挿入して視力を回復するフェイキック IOL手術という方法もございますが、前回の検査結果からは、夜間の瞳孔の大きさが使用するレンズの直径を上回ってしまうことにより、光の違和感を感じるリスクを考え、現時点ではフェイキック IOL手術もおすすめすることは出来ません。
今後、医療技術の進歩により、安全に治療をお受け頂くことが出来るようになる可能性はございますので、治療のご希望がございましたら、いま少しお待ち頂くことをお勧め致します。
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。