Q&A
2008年10月08日 (33歳/男性)
初めまして。
スーパーイントラレーシック手術を検討しております。
質問なんですが、私は格闘技ではないのですが趣味で合気道などの武道を行っております。
滅多にありませんが、相手の指が間違って眼に当たってしまうことがありました。
1)度合いにもよると思いますが、このような時にもフラップが剥がれたりしてしまうのでしょうか?
また剥がれると痛みや失明などありうるのでしょうか?
2)また年齢を重ねると老眼は出てくると思いますが、手術を行っているゆえに
白内障などのリスクも増えるものなのでしょうか?
3)今まで目薬などは一回も定期的に使用しておりませんが、手術後は手放せなくなるものなのでしょうか?
回答よろしくお願いいたします。
1)当院ではサッカーや柔道等、比較的激しい運動をされている方もイントラレーシック治療を受けられておりますが、治療後、眼の状態が安定してからフラップがずれる等の合併症は一度もおこっておりません。
ただし、眼の怪我には気をつけて行って頂く必要がございますので、本格的に激しいスポーツをされ、眼の怪我をする危険性が非常に高い場合には、エピレーシック治療やラゼック治療をお勧め致します。
通常のイントラレーシック治療ではフラップが手術後の怪我によりずれてしまう恐れがありますが、エピレーシック治療ラゼック治療は手術後にフラップの跡が残らず、角膜の強度に優れております。
尚、イントラレーシックを受けたからといって、事故でより失明しやすくなることはありませんので、ご安心下さい。
眼の状態が安定してからは、通常の日常生活上での怪我等の衝撃でフラップがずれることは、非常に稀だと思われます。
しかしながら、手術して間もない内に、眼に直接大きな怪我などをされた場合にはフラップがずれてしまう場合も考えられます。
その場合には痛みや強い異物感が出たり、眼が霞んだり急激な視力低下をきたしますので、早急にお近くの眼科か当院を受診して頂く必要がございます。
2)通常、治療を行う際には、近視乱視がほぼ無くなる状態(正視といいます)になるように、治療を行います。
正視というのは、普通に眼が良い方と同じ状態ですが、レーシック治療そのものは老化現象を防ぐものではないため、レーシック治療をお受け頂いても、40代中頃になると、普通に眼が良い方と同じように、手元が見えづらくなってくる老眼の症状が出てきます。
(老眼とは年齢と共に眼の調節能力が衰えてピントをうまく合わせられなくなる状態のことを言います。)
老眼に関しては年齢的に徐々に症状が強くなり、レーシック治療では回復できませんので、手術をお受け頂いても老眼鏡は必要となります。
治療により眼が良くなった場合には、もともと眼が良い方と同等の条件になるとお考え下さい。
普通以上に老眼が早くなったり、きつくなったりするということはございませんのでご安心下さい。
将来的に白内障や緑内障などの眼の病気になった場合でも、病気の治療手術は可能です。
レーシック手術により、白内障等の眼病のリスクが普通以上に大きくなるということはございませんので、ご安心下さい。
尚、眼科を受診される際は、レーシック治療を受けられた旨をお申し出ください。
3)レーシック治療後は一時的に涙の分泌が不安定になる為、手術後はしばらく乾燥症状が強くなりますから、点眼薬等によるケアが必要となってくる可能性がございます。
また、通常は時間の経過と共に徐々に改善してくるのですが、手術前と涙の分泌量がほぼ同等になるには約 6ヶ月から12ヶ月程かかります上、手術前からドライアイの傾向がある場合には、最終的に手術前とほぼ同等の涙の分泌量に改善した場合でも、もともとのドライアイが治るというわけではないため、やはり、乾燥に対する点眼等の治療が必要となってくるかと思われます。
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。