Q&A
2008年10月10日 (29歳/男性)
先日、別の眼科二箇所へいってきました。
一つ目の所では、レーザーを使ったものは一切出来ない。
二つ目の所では、ラゼックなら可能といわれました。
こちらでも、検査にと思っているのですが、
角膜厚、右489μ 左488μ
近視度、右-10D 左-9.75D
乱視 右-1.75 左-0.50
眼圧 右9mmHg 左10oHg
でした。
こちらでの、ラゼックは可能ですか?
エピレーシックとどちらがいいのでしょうか?
当院では角膜の厚さが足りずイントラレーシック治療をお受け頂くことができない方に対して、より薄いフラップを作成して治療を行う、エピレーシック治療ラゼック治療を行っております。
通常、イントラレーシック治療では約 100ミクロンの厚さのフラップを作成しますが、エピレーシック治療ラゼック治療では、より表面の角膜上皮細胞層と呼ばれる部分(約50ミクロン)を剥離して近視乱視を矯正するレーザーを照射して治療を行います。
角膜上皮細胞層を特殊プラスチック製の刃物を使用して剥離する方法がエピレーシック治療です。
また角膜の形状によっては刃物を使わないほうが良いと判断した場合には、薬品(アルコール) を使用して上皮細胞層の接着をゆるくして剥離するのですが、その方法がラゼック治療と呼ばれます。
基本的にはエピレーシック治療ラゼック治療ともに、同じ角膜上皮細胞層を剥離して、近視乱視を治療するレーザーを照射する治療方法であり、ほぼ同じ手術方法であると考えて頂いて結構です。
しかしながら、エピレーシック治療ラゼック治療の場合は、特に強度の近視の方は治療後に角膜にヘイズと呼ばれる混濁が残ることがあり、それによって視力の回復が不十分となる場合もございますので、強度の近視乱視の方にはエピレーシック治療ラゼック治療は当院ではお勧めしておりません。
また、イントラレーシック治療では角膜を削ることで近視乱視を矯正するのですが、どれだけ角膜を削るかは、近視乱視度数によって決まってきますので、残念ながら近視乱視度数が強く、尚且つ角膜の厚さも少ない方は、イントラレーシック治療の適応とはならない場合もございます。
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。