Q&A
2008年10月12日 (?歳/男性)
以前、貴院で検査を受け、「角膜の厚さが足りない」ということで手術ができませんでした。
しかし、最近ホームページで「フェイキックIOL」のことを知りました。
そこで、私のような場合でも手術が可能なのか。
またこの手術で考えられるリスクがあれば教えてください。
レーシック治療では角膜を削ることによって近視乱視を矯正するのですが、前回の検査結果からは、近視乱視度数が非常にお強く、角膜を削って近視乱視を矯正するレーシック治療(イントラレーシック治療エピレーシック治療ラゼック治療)は、手術後、角膜が薄くなりすぎてしまうため、安全性の面から残念ながらお勧めすることはできませんでした。
また、品川エディション最高級スーパーイントラレーシック治療では、新たに搭載したコンディションメーターによって、手術中において理想的な環境を作り出し、角膜を削る量もより正確なものとなりますが、角膜を削って近視乱視を矯正する治療には変わりはないので、前回の検査の結果からは、大変申し訳ございませんが、品川エディション最高級スーパーイントラレーシック治療であっても、やはり治療をお勧めすることは出来ません。
また、その他の矯正手段としては、角膜を削らずに眼球内に人工のレンズを挿入して視力を回復する“フェイキック IOL手術”という方法もございますが、角膜をレーザーで削って近視乱視を矯正するレーシック治療と比較すると、感染症や白内障、緑内障等のリスクが高くなります。
また、フェイキック IOL手術はイントラレーシック治療と比較すると眼への負担が大きく、年齢的に回復が遅くなってしまう可能性がございます。
そのため、当院では40歳以降の方にはお勧めしておりません。
尚、今後、治療技術の進歩などにより、より安全に治療をお受け頂くことができるようになる可能性がございますので、視力回復手術をご検討の場合は、今しばらくお待ち頂くことをお勧め致します。
今回の件に関してはお力になれませんでしたが、また何かございましたら、お気軽にご相談下さい。
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。