Q&A
2008年10月30日 (32歳/男性)
数年前にそちらで検査を受けた際に、円錐角膜の疑いがあるとの事で手術を受ける事ができませんでした。
現在では円錐角膜に対応した手術があるようですが、対応することは可能でしょうか。
なお、確か1年程前にも同様の相談をしましたが、もう少し技術の進歩を待つようにとのアドバイスをいただきました。
同じような相談を何度もすいませんが、是非手術を受けたいと思っておりますので、再度状況を教えていただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いします。
レーシック治療では角膜を削って近視乱視を矯正するのですが、円錐角膜等の角膜の形状に異常がある場合には、レーシック治療で角膜を削った後でも角膜が変形して再び近視乱視が出てきてしまう可能性が高いため、残念ながら角膜を削って矯正するレーシック治療(イントラレーシック治療エピレーシック治療ラゼック治療)は、安全性の面から、残念ながらお勧めすることはできませんでした。
また、品川エディション最高級スーパーイントラレーシック治療においても、角膜を削って近視乱視を矯正する治療となるため、お勧めすることは出来ません。
尚、円錐角膜がある方への治療方法として、当院では『角膜リング』治療を行っております。
但し、以前お受け頂いた検査結果からは、その近視乱視度数や視力検査結果から、角膜リングをお受け頂いた場合でも、その矯正の効果が強すぎるためにかえって乱視乱視が残り、視力の回復が不十分となる可能性がございます。
また、もともとの角膜の状態にはかなり個人差があり、リングを挿入した後の角膜の反応にもばらつきが大きいため、イントラレーシックほどの矯正精度はありませんので、手術後も幾分か近視乱視が残るため、視力矯正の補足としてメガネやコンタクトの使用が必要になることと思われます。
そのため、もしコンタクトである程度視力が出て、生活上問題が無いようでしたら、あまり角膜リングはお勧めではございません。
尚、当院では上記の理由にて、前回の検査時には角膜リングをお勧め出来ませんでしたが、ご了承ご納得の上でしたら、角膜リングをご検討頂いても良いかと思います。
検査のご希望がございましたら、お電話にて【再検査】のご予約の上、ご来院頂くことをお勧め致します。
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。