Q&A
2008年11月05日 (40歳/女性)
<現在の状態>
9年前に網膜剥離の手術をし、その後、半年ごとに念のため検査をしてもらっていますが、剥離については問題ない状態です。
ただ、網膜剥離のために入れたシリコンの端がとびだしている状態で、これも特に違和感がひどくなる等、異常がなければそのままでよい、と診断されています。
普段はハードコンタクトレンズを使用しています。
夜間はコンタクトをはずして眼鏡を使用しています。
<質問>
1)現在の状態でレーシックの手術は可能でしょうか。
(手術を行う前提で検査を受けることができるでしょうか)
2)レーシック手術後、万一網膜剥離が再発した場合、網膜剥離の手術は可能でしょうか。
たとえば、レーザーで凝固させるような手術が受けられなくなる等はありませんか。
3)レーシック手術後、白内障など別の目の手術が受けられなくなる等、制限はありませんか?
1)レーシックは、角膜にエキシマレーザーを照射し、光の屈折率を調節する近視矯正手術です。
当院で導入しております最新のエキシマレーザーは、ほとんどの強度近視遠視乱視の治療が可能であり、近視度数は−14D(単位:D=ディオプター)まで、乱視度数は−6Dまで、遠視度数は+6Dまで治療可能です。
手術後に回復し得る視力の目安としては、現在眼鏡やコンタクトで矯正されて見える視力が目安となります。
レーシック治療は角膜の厚さと近視乱視度数を基に、その他の眼の状態に問題が無い場合にお受け頂けます。
網膜剥離の治療で眼球内に人工のレンズを挿入されている方でも、手術後最低6ヶ月以上期間が経ち、眼の状態が安定していれば治療をお受け頂くことが出来る可能性はございます。
ただし、実際に治療が可能かどうか、また、どの位の視力回復見込みがあるかは、角膜の厚さと近視乱視度数等によっても異なってきますから、検査をして現在の眼の状態を詳細に調べてみないとわかりかねます。
カウンセリング検査は無料ですので、宜しければ一度検査にお越し下さい。
(詳細な検査の結果によっては、治療をお受け頂くことが出来ない場合もございますことを、ご了承下さい。)
2)3)
レーシック治療後に結膜炎や網膜剥離など眼の病気になった場合でも、普通と同じように治療が可能です。
また、レーシック手術により、眼病のリスクが普通以上に大きくなるということはございませんので、ご安心下さい。
但し、眼科に受診される場合は、レーシック治療を受けられたことを予めお申し出下さい。
強度近視の方は眼球の奥行きの長さ(眼軸長)が伸びているために、網膜が部分的に弱くなり、それによって網膜剥離が起きやすく、レーシック治療を受けられた場合でも、網膜剥離になるリスクが低くなるわけではありません(レーシック治療では角膜への屈折状態は変えますが、眼軸長は変わりません) ので、治療有無に関わらず、年に1回程度は眼底検査など、眼の状態等のチェックを受けられることをお勧め致します。
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。