Q&A
2008年11月24日 (37歳/女性)
視力が出ない場合の再手術の割合は全体の手術の何%位いらっしゃいますか。
適応検査を受けた方の何割位実際に手術を受けていらっしゃいますか。
万が一フラップがずれてしまった場合、どの程度の改善が期待できますか。
また、その際、将来的に視力や目の病気に影響することはありますか。
ほとんどの方は治療後は良好な視力を維持されておりますが、近視の進行は遺伝や環境など様々な要因に関係しており、レーシック治療そのものは現時点での近視乱視を治療することは可能ですが、その後の近視を予防することは、残念ながら出来ません。
そのため、レーシック治療後に良好な視力に回復された場合でも、術後少し戻る可能性もございます。
(一般的には近視の強い方の場合の方が、近視の弱い方よりも戻りやすい傾向はあります)
また、当院で治療を受けられた患者様の99.7%が1回の治療で 1.0以上の良好な視力に回復されておりますが、レーザーの効果には個人差があるため、もともとの近視乱視度数が強い方の場合は、1回目の治療でも近視乱視が残り、視力の回復が不十分になる場合もございます。
このような場合には、角膜の厚さなど眼の状態に問題がなければ、追加矯正治療により更に視力を向上することは可能です。
(手術後の近視の戻りや、1回目の手術でも近視や乱視などが残り再手術を要した割合は1%未満となっております)
イントラレーシック治療では、角膜を削ることで近視乱視を矯正するのですが、生まれつき角膜が薄い方や、手術後に効果が出にくい角膜の形をしている方(手術前の検査にて分かります)には手術をお勧めしない場合がございます。
尚、当院の術前検査で手術不適応となった方の割合は、全体の約11.5%となっております。
通常、イントラレーシック治療では、フラップといって角膜の表面を薄く切開し、フラップをめくって露出した角膜実質層にエキシマレーザーを照射して角膜を削り、その後フラップを元に戻して治療は終了となります。
フラップは戻した直後から角膜の細胞の陰圧(引っ張る力)により接着し、通常、1週間程でほぼ安定し、その後、角膜の上皮細胞が再生することにより3ヶ月程で更に強く接着します。
尚、治療後1ヶ月以上経っておりましたら、特に通常の日常生活で、眼をこすったりしてずれるということはありませんので、ご安心下さい。
また、手術して間もない内に怪我などをされた場合にはフラップがずれてしまう場合も考えられますが、その場合は痛みや強い異物感が出たり、眼が霞んだり急激な視力低下をきたしますので、万が一その場合は早急にご来院下さい。
万が一、眼をぶつけた等によりフラップがずれた際は、当院にお越し頂ければフラップを整復致しますのでご安心下さい。
また、フラップにシワができるようなトラブルは、ほとんどの場合、手術当日に眼をこすってしまったり、眼が乾きすぎてしまったりすると起きるため、手術当日は特に眼をこすらない、また、乾燥しないように出来るだけ点眼薬を使用して頂くなどの注意が必要です。
そのため、手術翌日の翌日検診は必ず受診して頂く必要がございます。
万が一、フラップにシワが出来てしまっているような場合でも、通常は比較的簡単な処置で完治させることが可能ですので、ご安心下さい。
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。