Q&A
2008年11月26日 (?歳/女性)
近視用コンタクト(酸素透過性ハード)使用歴25年。
遠近両用コンタクト使用歴3年の働く女性です。
視力は、右の近視がひどく0.1以下(正確には不明)左は0.2です。
加齢からくる遠視(老眼)は、それほどひどくはなく、裸眼では、全く問題ありません。
新聞の細かい字も地図も読めます。
しかし、近視用コンタクトを装着すると、新聞等の細かい字を読むのが、煩わしくなり、3年前より、遠近両用コンタクトにしました。
そこで、質問ですが、私の様な年齢で、近視のレーシック手術をした場合、(今はそれほどすすんでいない)老眼が、すすむ確率は高くなりますでしょうか?
教えて下さい。
こちらの手術に興味をもったきっかけは、こちらで、手術を受けた友人がいること。
それと、遠近両用コンタクトは、ハードでもやや大きめで、レンズのカーブも近視用に比べて深く、少しでも目に異物が入ると、目薬をさすくらいではだめで、レンズをはずして入れなおさなくてはなりません。
ドライアイの私は、度々その様なことがあり、悩んでいた時、こちらのサイトに出会い、考えてみようと思った次第です。
レーシックは、角膜にエキシマレーザーを照射し、光の屈折率を調節する近視矯正手術です。
当院で導入しております最新のエキシマレーザーは、ほとんどの強度近視遠視乱視の治療が可能であり、近視度数は−14D(単位:D=ディオプター)まで、乱視度数は−6Dまで、遠視度数は+6Dまで治療可能です。
※強度近視とは、近視度数が−6.25D以上のことを指し、裸眼視力で表しますと0.05未満となります。
手術後に回復し得る視力の目安としては、現在眼鏡やコンタクトで矯正されて見える視力が目安となります。
当院では幅広い年代の方が治療を受けられており、40歳代、50歳代の方も治療を受けられております。
レーシック治療では老眼を回復できませんので、普通に眼が良い人と同じように、老眼は徐々に症状が強くなり、老眼鏡は必要となります。
既に老眼が始まっている方がレーシック治療をお受け頂いた場合には、同年代の、既に老眼が始まってしまっている方と同じような状態になります。
日常生活上は遠くのものを見る際には、特にコンタクトレンズや眼鏡は必要なくなるかと思われますが、手元の細かいものなどを見る際には、老眼鏡が必要となってくるデメリットがございます。
また、手元の見え方に関しての違和感の目安としては、現在お使いのコンタクトレンズや眼鏡を装用したまま、手元を見た際に感じる違和感に近いかと思われます。
尚、治療により普通以上に老眼が早くなったり、きつくなったりするということはございませんのでご安心下さい。
レーシック治療をお受け頂いた場合のメリット(遠くは眼鏡が必要なくなる)、デメリット(近くを見る際には老眼鏡が必要となる)をよくご検討頂いた上で、治療を受けられるかどうかをお決め頂くとよいかと思います。
当院ではドライアイ等でコンタクトレンズの装用が困難な方が、数多く治療を受けられており、良好な結果が得られておりますが、ドライアイがある場合には、レーシック治療に支障がない場合と、先に一般的な眼科でドライアイの治療を行ってからレーシック治療を行った方が良い場合とがあります。
そのため、当院では手術前の検査にて、角膜の乾燥状態や涙の分泌量を調べる検査を行っており、ドライアイが非常に強い場合には、ドライアイの治療をお受け頂いた後にレーシック治療をお勧めする場合もございます。
ご了承下さい。
また、レーシック治療後は一時的に涙の分泌が不安定になる為、手術後はしばらく乾燥症状が強くなりますので、その間は点眼薬等によるケアが必要となってくる可能性がございます。
通常は時間の経過と共に徐々に改善してくるのですが、手術前と涙の分泌量がほぼ同等になるには約 6ヶ月から12ヶ月程かかります。
尚、手術前からドライアイの傾向がある場合には、最終的に手術前とほぼ同等の涙の分泌量に改善した場合でも、もともとのドライアイが治るというわけではないため、治療によって視力を回復した後も、やはり、乾燥に対する点眼等の治療が必要となってくるかと思われます。
従来のマイクロケラトームを用いたレーシック治療では、角膜のカーブがきつい場合や、逆に緩やかな場合には、マイクロケラトームがうまく固定できずに手術が困難な場合がありましたが、当院で行っておりますイントラレーシックでは、眼球のカーブが緩やかな場合や、逆にきつい場合でも、全く支障は無くレーシック治療が可能です。
尚、イントラレーシック治療では角膜を削ることで近視乱視を矯正するのですが、どれだけ角膜を削るかは、近視乱視度数によって決まってきますので、残念ながら近視乱視度数が強く、尚且つ角膜の厚さも少ない方は、イントラレーシック治療の適応とはならない場合もございます。
但し、実際に治療が可能かどうか、また、どの位の視力回復見込みがあるかは、角膜の厚さと近視乱視度数等によっても異なってきますから、検査をして現在の眼の状態を詳細に調べてみないとわかりかねます。
カウンセリング検査は無料ですので、宜しければ一度検査にお越し下さい。
(詳細な検査の結果によっては、治療をお受け頂くことが出来ない場合もございますことを、ご了承下さい。)
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。