Q&A
2009年07月07日 (34歳/女性)
先日眼科に行った際にレーシックをしてみたいができるかどうか?を確認したのですが、もっと前ならともかく今からなら次第に近視も弱まってくるのが目に見えてるし、遠くが見えるようになる分近くを見ることに負担がかかりすぐに老眼になって老眼鏡の生活になるから勧められないという回答でした。
近くが見えないことにとても不自由しているものの、すぐ老眼になるということがひっかかってます。
実際にはどうなんでしょうか?
申し込んだもののこの辺のリスクや判断をお聞きしたいです。
よろしくお願いします。
通常、治療を行う際には、近視乱視がほぼ無くなる状態(正視といいます)になるように、治療を行います。
正視というのは、普通に眼が良い方と同じ状態ですが、レーシック治療そのものは老化現象を防ぐものではないため、レーシック治療をお受け頂いても、40代中頃になると、普通に眼が良い方と同じように、手元が見えづらくなってくる老眼の症状が出てきます。
(老眼とは年齢と共に眼の調節能力が衰えて、ピントをうまく合わせられなくなる状態のことを言います。)
老眼に関しては年齢的に徐々に症状が強くなり、レーシック治療では回復できませんので、手術をお受け頂いても老眼鏡は必要となります。
治療により眼が良くなった場合には、もともと眼が良い方と同等の条件になるとお考え下さい。
普通以上に老眼が早くなったり、きつくなったりするということはございませんのでご安心下さい。
レーシック治療後は日常の生活では眼鏡やコンタクトレンズが必要なくなります。
但し、老眼が始まった時には近くで物を見る際に老眼鏡が必要になります。
一方、近視の治療をしていない場合には、従来通り、普段から眼鏡の装用が必要であり、尚且つ、老眼が始まった時には近くで物を見る際には眼鏡をはずさないと近くが見えない症状がおこります。
更に老眼が年齢とともに進行すると、近くは老眼鏡が必要になり、遠近両用眼鏡、もしくは遠く用と近く用の2つの眼鏡が必要となります。
レーシック治療をお受け頂いた場合のメリット、デメリットをよくご検討頂いた上で、治療を受けられるかどうかをお決め頂くと良いかと思います。
※近視が強い方は老眼になっていても自覚し難いため、レーシック治療によって近視乱視を矯正した場合は老眼が残ることで、治療後には普通に眼が良い方と同じ様に老眼を自覚しやすくなりますので、完全に近視を矯正した場合には手元はある程度の見えづらさが出てくることが予測されます。
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