Q&A
2009年09月25日 (58歳/男性)
数年前から近くが見えにくくなり老眼治療に興味を持ちました。
老眼治療のCKとカムラのそれぞれのメリットとデメリットを教えて頂けますか?
又、どちらがお奨めでしょうか?
CK治療は治療をお受け頂くことによって手元の近い距離が見えやすくはなるのですが、遠くの見え方がある程度落ちてしまうため、両眼の手術は行わず、利き目ではない眼を少し近視側に傾け、中近距離を見え易くしますので、両眼での見え方のバランスの問題や、深径覚(奥行きを認識する間隔)の低下、回復に時間がかかること、今後も老眼の進行で見え方が変化していることがある等、様々な術後状態を十分に予測考慮して治療をお受け頂く必要があります。
カムラ( KAMRA)は、40〜65歳の方で、裸眼の状態で近視遠視乱視がほとんどなく、白内障や緑内障などの眼の病気がないことが条件となります。
※近視遠視乱視をお持ちの場合で老眼治療カムラ(KAMRA )をご希望の方の治療法として、レーシックの手術とカムラの手術を同時に行うレーシックカムラという治療法の開始を10月以降に予定しております。
(適応検査は受付中です。)
尚、カムラ(KAMRA )はお受け頂くことによって、手元の近い距離が見えやすくはなるのですが、遠くの見え方が少し下がってしまうこともございますので、片眼のみの手術となります。
※暗い所での読書や極端に小さい文字を読む際は、老眼鏡が必要となる場合がございます。
ただし、カムラ(KAMRA )はCKやモノビジョンLASIK のように遠くの見え方を極端に下げることはなく、CKやモノビジョンLASIK は左右の見え方を変える為、体質的に合わない方もいらっしゃいましたが、そういった方でも適応になる可能性が高くなっております。
CKやカムラ(KAMRA )をお受け頂いた場合でも、年齢を重ねることで老眼が今より強くなっていく(ピントを合わせるための調節力が下がる)ことが予想されますので、それに伴い見え方も変わっていくことが予想されます。
※カムラ(KAMRA )は術後、取り出すことも可能です。ただし、CK治療は手術前の状態に戻すことはできません。
見え方は個人差がございますが、CKカムラ(KAMRA )をお受け頂いた場合は、手術翌日検診後もしくは翌々日から通常の仕事に復帰されても問題ないかと思われます。
CKカムラ(KAMRA )をお受け頂いた場合でも、ほとんどの方は手術翌日は良好な視力に回復されており、運転可能な場合が多いのですが、手術してまだ間もない時期は視力が不安定になりやすく、疲れると見えにくいなどの症状が出やすく、あくまで運転できるかどうかは本人の見え方の自覚での判断となってきます。
尚、夜間の運転は、安全のためにも術後1週間程度は控えて下さい。
CKカムラ(KAMRA )後のスポーツにつきましては、術後の経過に個人差がありますので、基本的に術後の定期検査の診断の結果により許可をお出ししております。
一般的な目安として、術後 1週間後から運動は可能となりますが、水泳等は 1ヶ月後まではお控え下さい。
CKをお受け頂いた場合は、術後48時間の間は眼に痛みや乾きなどを感じることがございます。
また、術後約1週間は、異物感を伴うことがございます。
※術後の状態によっては保護用にコンタクトレンズを使用することがございます。
尚、それによる乾燥感など生じることはございますが、通常痛みを生じることはないと思われます。
カムラ(KAMRA )をお受け頂いた場合もCK同様、痛みや異物感などを感じることがございますが、数日でほぼ消失します。
CKカムラ(KAMRA )後、将来的に白内障や緑内障などの眼の病気になった場合でも、病気の治療手術をお受け頂くことが出来なくなるといったことはございませんので、ご安心下さい。
治療が可能か、どの位の視力回復見込みがあるか、また、どちらの手術がよいかは、現在の眼の状態を詳細に調べてみないとわかりかねます。
当院では、現在の眼の状態、生活状況から、その方に合った治療法をご提案しております。
カウンセリング検査は無料ですので、宜しければ一度検査にお越し下さい。
(詳細な検査の結果によっては、治療をお受け頂くことが出来ない場合もございますことを、ご了承下さい。)
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。