Q&A
2009年10月30日 (25歳/男性)
具体的にどのようなリスクがあるのでしょうか?
角膜を削るとどこかで見つけたのですが、削ることによるマイナス面はどのようなことがありますか?
また、10〜20年後にも視力が低下の確率は高いでしょうか?
レーシック治療そのものは原理的には角膜を削って近視乱視を矯正する為、治療後は角膜の厚さが治療前よりも若干薄くなります。
眼科検査のうち、眼圧測定に関しましては、眼球に空気を当てたり、直接器具を当てることにより、眼球内の圧力を間接的に測定しているのですが、その測定原理上、眼球の壁の厚さ(実際には角膜の部位に器具や空気を当てて測定するため、角膜の厚さ)によって測定値は若干異なってきますため、レーシック治療後は眼圧の測定値は治療前よりもやや低く出る傾向にありますので、眼科での検査を受けられる際には、事前にレーシック治療を受けている旨をお申し出頂くことをお勧め致します。
また、角膜が極端に薄くなりすぎますと、組織的に強度が低下することで、ゆっくりと徐々に近視が進行し、その近視は眼鏡やコンタクトで矯正できないという状況が、非常にまれですが生じる可能性があると言われています。
尚、当院ではそのような症状を起こすようなリスクがある方に関しては、治療をお勧めしておりません。
ほとんどの方は治療後は良好な視力を維持されておりますが、近視の進行は遺伝や環境など様々な要因に関係しており、レーシック治療そのものは現時点での近視乱視を治療することは可能ですが、その後の近視を予防することは、残念ながら出来ません。
そのため、レーシック治療後に良好な視力に回復された場合でも、術後少し戻る可能性もございます。
(一般的には近視の強い方の場合の方が、近視の弱い方よりも戻りやすい傾向はあります)
このような場合には、眼鏡やコンタクトレンズの装用も可能であり、角膜の厚さなど眼の状態に問題がなければ、追加矯正治療により更に視力を向上することは可能です。
(手術後の近視の戻りや、1回目の手術でも近視や乱視などが残り再手術を要した割合は1%未満となっております)
当院には、万一視力が再び低下した場合において保証期間内の追加矯正を1回無料で行う保証制度がございます。
(術式によって、保証期間は異なります)
但し、可能かどうかは再度検査を行い、角膜等の状態を診てドクターが判断する形になります。(当院では2回目の治療を受けられた方は、ほぼ全員が 1.0以上の良好な視力に回復されております)
また、レーシックで近視を治療した場合は、普通に眼が良い人と同じように、ある程度の年齢になると老眼が始まります。
老眼は眼の老化現象であり、かなり個人差はございますが、通常は40歳代中頃にはほとんどの方が自覚するようになります。
手術後に老眼が出てきた場合には、通常の老眼鏡を装用することで対処できます。
治療により眼が良くなった場合でも普通以上に老眼が早くなったり、きつくなったりするということはございませんので、ご安心下さい。
尚、長期的に見ると近視のあるなしに関わらず、白内障などの老化現象が起きて少しずつ視力が低下する可能性はあります。
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。