Q&A
2010年05月13日 (28歳/女性)
1)レーシック施術後数年後に眼病(緑内障、白内障等)を発症した際のリスクは?
眼病治療の為の手術は問題なく行えますか。
2)ハロ、グレア、乱視、過矯正等の後遺症が残る可能性、貴医院では何パーセントの発生率でしょうか。
3)ハロ、グレア、乱視、過矯正等の後遺症、不調がでた場合、納得が出来るまで、何度でも診察は可能でしょうか。
その際、治療は行って頂けますか。
費用は無料でしょうか。
診察では、何度でも眼科医の方に診察して頂けるのでしょうか。
カルテ開示を希望した場合、提出して頂けるのでしょうか。
(他の医院でのセカンドオピニオンの可能性を考えて)
4)術中の不安
施術する医師は指名することは可能でしょうか。
施術中のリスクがあれば教えて下さい。
痛みはありますか。
5)施術結果
ただ視力が上がればいいというわけではなく、裸眼で楽に見えるようになりたいです。
そういった「見え方の希望」は叶うのでしょうか。
6)以前、眼科医から角膜の薄さを指摘されたことがあります。
角膜の薄さによる後遺症のリスクはありますか。
再手術は可能ですか。
再手術不可能の際はリスクはありますか。
ただでさえ薄い角膜を更に薄くすることで、別の眼病になるリスクはありますか。
1)将来的に白内障や緑内障などの眼の病気になった場合でも、病気の治療手術は可能です。
レーシック手術により、白内障等のリスクが大きくなるということはございませんのでご安心下さい。
白内障の手術治療では、眼球内の濁った水晶体を人工の水晶体に入れ替えることによって治療を行いますが、その際には挿入する人工のレンズの度数を変えることによって、手術後の眼の度数を調整することが可能です。
ただし、現在のところ、レーシック治療をお受け頂いた方が白内障の手術をお受け頂いた方が、白内障手術も行い人工水晶体(度数が入っています)を挿入された場合、レーシックであわせた屈折の度数が若干ズレやすいことが知られております。
尚、万が一、度数ズレを生じた際は、度数や角膜厚によりますが、再度レーシック治療にてズレた屈折度数を補正することは可能です。
また、現在、レーシック治療をお受け頂いた方に対しての白内障手術は、国内外でも数多く行われるようになっており、臨床データも蓄積され、治療精度は年々進歩しております。
2)エキシマレーザーで近視治療が行われるようになってから約20年が経ちますが、長期的には特に問題がなく、理論的にも問題ないと考えられる為、毎年世界で多数の方がレーシック治療を受けられております。
日本国内で眼科専門医が行ったレーシックが原因で失明したという報告は現在までに1例もありません。
また、当院で行っておりますイントラレーシック治療で失明された方は1例もございませんのでご安心下さい。
治療に関して最も可能性があるリスクとしては、1度の治療で必ずしも近視乱視が完全に治療できるとは限らないことがあげられます。
当院で治療を受けられた患者様の99.5%が1回の治療で 1.0以上の良好な視力に回復されておりますが、レーザーの効果には個人差があるため、もともとの近視乱視度数が強い方の場合は、1回目の治療でも近視乱視が残り、追加矯正治療が必要となる場合がございます。
(手術後の近視の戻りや、1回目の手術でも近視や乱視などが残り再手術を要した割合は1%未満となっております)
その他のリスクとしては、手術後は一時的に涙の分泌が不安定になる為、眼が乾きやすくなる(ドライアイ)症状が出やすくなります。
通常は時間の経過と共に徐々に改善してくるのですが、手術前と涙の分泌量がほぼ同等になるには約6ヶ月から12ヶ月程かかり、その間は眼の乾燥症状として異物感や違和感が起こりやすくなっておりますので、点眼薬等によるケアが必要となってくる可能性がございます。
また、レーシック治療後、最初の内は光が散乱したり、ぼやけて感じたりするハログレア症状が出ます。
ハログレア症状は時間の経過と共に徐々に改善していき、多くの場合は手術3ヶ月〜6ヶ月後にはほとんど気にならないレベルに落ち着いていきますが、瞳孔の大きい方や、治療前の近視乱視度数が強けれ強いほどハログレア症状は強く出、改善にも時間がかかる傾向にあり、まれに生活に支障がないレベルで症状がわずかに残ることがあります。
過矯正の割合は、わかりません。
しかし、個人差によって手術後の度数にバラつきが生じることが稀にございます。
その際は、度数が視力に影響する( 1.0未満)ようであれば、再手術にて治療しております。
また、ハログレアが残存した割合につきましても、個人差がございますため、特にお出ししておりません。
3)当院では1回の治療で99.5%の方が 1.0以上の良好な視力に回復されており、治療後も良好な視力を維持されておりますが、万が一、何らかの眼の不具合等で定期検診の3ヶ月後検診以降に検査診察を当院にて受診頂く場合でも、手術後保障期間内は無料でお受け頂くことが出来ますので、ご安心下さい。
(1年以降はお薬代が実費自己負担でかかる場合もございますことを、予めご了承下さい。)
また、当院では手術後保障期間内の追加矯正治療1回を、無料とさせて頂いております。
施術日から保障期間内であれば、再度検査をお受け頂き、検査の結果と当院ドクターにより、追加矯正が可能と診断された方には無料(1回限り)で再施術を行っております。(術式によって、保障期間は異なります)
4)レーシック治療に関しては、特に眼科専門医でなくても行っているクリニックもございますが、当院では日本眼科学会が定めるガイドラインに従い、執刀を担当しているドクターは、全員が眼科専門医登録番号をもった眼科専門医です。
但し、実際に誰が手術を担当するかは、その時の状況によって決まります。
ドクターの指名に関しましては、現在のところ承っておりません。
当院では患者様にリラックスして手術をお受け頂けるよう、痛みや不安を取除くことを心がけております。
現在までに特に痛みによって手術が出来なかった例はございませんので、ご安心下さい。
手術中、まぶたを開いて固定する器具により、眼の周りが引っ張られますので、眼の周辺に痛みを感じられる方がいらっしゃいますが、手術は点眼麻酔をしてから行いますので、手術中は麻酔の作用によって眼の乾きや痛みは感じにくくなっております。
ほとんどの方は手術後は痛みは感じられませんが、眼にしみるような痛みを感じる場合もございます。
当院ではそのような場合に備えて、痛み止めの点眼薬を処方させて頂いております。
5)レーシック治療では通常、近視乱視度数がゼロになることを目標にして治療しますが、治療の効果は個人差があるため、実際にどの程度の視力になるかは個人差がでてきます。
効果が弱い場合には結果として近視乱視などが残り視力回復が不十分な場合もありますが、効果が強すぎても視力がより出やすくなるというわけでもありません。
手術後に回復し得る視力の目安としては、現在眼鏡やコンタクトで矯正されて見える視力が目安となります。
眼鏡やコンタクトで視力が出ない場合は、レーシックを行った場合でもそれ以上の視力回復は困難な場合もございます。
また、レーシック治療では角膜を削ることで近視乱視を矯正するのですが、どれだけ角膜を削るかは、近視乱視度数によって決まってきますので、残念ながら近視乱視度数が強く、尚且つ角膜の厚さも少ない方は、レーシック治療の適応とはならない場合もございます。
6)レーシック治療そのもので失明するということは一切ございませんが、レーシック治療の中でも特に手術後視力が低下してしまう原因として、角膜が治療後に変形してしまう角膜拡張症といわれる症状が出ることがごくまれにございます。
角膜拡張症を起こしてしまうと、再び近視乱視が出てきてしまい、視力が低下してしまうため、当院では角膜拡張症を起こすようなリスクが高い方に関しては、治療をお勧めしておりません。
角膜拡張症のリスクを予測する検査として、角膜の形状の検査があり、当院では3通りの方法で形状の測定を行うことでより安全な治療を行うことができるようになっております。
レーシック治療では角膜を削ることで近視乱視を矯正するのですが、生まれつき角膜が薄い方や手術後に効果が出にくい角膜の形をしている方には手術をお勧めしない場合があります。
(検査にて分かります)
また、糖尿病でインスリン注射をされている方、妊娠中の方、円錐角膜等の角膜疾患がお有りの方、白内障の方等には、レーシック治療はお勧め致しておりません。
尚、当院で手術不適応となった方の割合は、全体の約11.5%となっております。
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。