Q&A
2010年09月17日 (?歳/男性)
こんにちは。
私の眼は乱視と遠視です。
アマリスのレーシック手術をして頂きたいのですが、私は夜間通勤で車を運転します。
ネットの記事は見ましたが、ハログレア(特にスターバースト)はないのでしょうか?
夜空の星も、はっきりとみえるようになるのでしょうか?
また、夕方から夜間になっても、霞まず(ぼやけずに)自然に見えるようになりますか?
教えてください、宜しくお願いします。
レーシック治療では角膜を削ることで近視乱視を矯正しますが、矯正される範囲が瞳孔の大きさよりも小さい場合には特に夜間、瞳孔が開いた時に見え辛い症状が出やすくなっております。
当院で行っているレーシック治療では、フェムトセカンドレーザーでの照射径を直径 9.0ミリ以上で照射することにより、より広いエリアでの矯正が可能になっております。
また、使用するエキシマレーザーの照射径は中心の照射径が6.5ミリで、周辺までなだらかに照射することによって、トータルで直径が9.0ミリ程の照射を行っております。
そのため当院で行っているレーシック治療では従来の治療と比較して、瞳孔径がやや大きめの方でも、よりハロやグレアといった症状が出にくくなっております。
ただし、瞳孔径の大小に関わらず、レーシック治療後には光が散乱したり、滲んだりして見える、ハログレア症状は最初は必ず出ます。
その出方に関しては、元の治療前の近視乱視度数が強ければ強いほど強く出、また改善にも時間がかかる傾向にございます。
アマリスの最大の特徴は、6次元アイトラッキング(眼球自動追尾装置)が挙げられます。
これまでのエキシマレーザーのアイトラッカーは2次元のものが多かったのですが、2次元のアイトラッカーでは眼の傾きも平面の動きとして認識してしまう為、眼が傾いた状態で照射した場合、照射位置がずれることがあります。
(万が一、このような状態となった際は、角膜の厚さに問題がなければ再手術で改善させることが出来ます。)
しかし、アマリスの持つ、6次元全ての動きを察知できるアイトラッカーは、眼の傾きにも対応でき、正確な照射位置を瞬時に判断します。
更に、アマリスは2段階の照射レベルを融合させることで、より早くより正確なレーザー照射を実現し、照射時間の短縮によって角膜へのダメージを軽減します。
どのエキシマレーザーの機械を用いても手術を行うことで高次収差は増大します。
(患者様の近視の量は元々の高次収差の量にもよります)
しかしアマリスは6次元のアイトラッカーを用い、また2段階の照射パターンを行うことで手術による高次収差の増大を最小限に抑えることを特徴としています。
そのため、高次収差の増大によるハログレアの発生を最小限に抑えられる可能性がございます。
当院ではアマリス(6次元)の他、Allegretto WAVE Eye-Q(2次元)を用いた治療を行っており、どの治療法も夜間の見え方の質はよいですが、照射位置の微妙なずれが生じた際は夜間の見え方の質の低下につながりますので、アイトラッキングの性能が良い、アマリスを用いたアマリス500Zレーシックがより質は高いかと思われます。
ほとんどの方は手術翌日は良好な視力に回復されており、運転可能な場合が多いのですが、手術してまだ間もない時期は視力が不安定になりやすく、疲れると見えにくい、夜間にクルマのヘッドライトがまぶしく感じる、光がぼやけるなどの症状が出やすく、あくまで運転できるかどうかは本人の見え方の自覚での判断となってきます。
尚、夜間の運転は、安全のためにも術後 1週間程度は控えて下さい。
当院には様々な治療法があり、また、使用する機器の組み合わせによっても治療法が異なります。
それぞれの治療法は異なる特徴をもっておりますので、患者様の現在の眼の状態や生活状況から、その方に合った治療法をお選び頂くことが可能です。
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。