Q&A
2010年09月29日 (38歳/女性)
1)アマリス500Zレーシックとプレミアムイントラレーシックの視力回復後の劇的な違いは何なのでしょうか?
2)夜中にまぶしさが違うとの情報ですが、それは術後のみなのか、ずーっとその現象が治らないのかどちらなのでしょうか?
3)Q&Aサイト限定特別割引クーポン券と紹介制度割引は併用できますか?
1)当院で行っているレーシック治療では、フェムトセカンドレーザーにて角膜の表面にフラップと呼ばれるフタを作り、フラップをめくって露出した部分にエキシマレーザーを照射し、角膜を削ることで光の屈折率を調節して近視乱視を矯正します。
当院には様々な治療法(使用する機器の組み合わせによって治療法が異なります)があり、それぞれ異なる特徴(保障期間含む)をもっておりますので、患者様の現在の眼の状態や生活状況から、その方に合った治療法をお選び頂くことが可能です。
使用している機器の組み合わせによって、手術法が異なります。
【プレミアムイントラレーシック】
◇フェムトセカンドレーザー
:AMO社製 イントラレースFS60レーザー
◇エキシマレーザー
:Wave Light社製 Allegretto WAVE Eye−Q
【品川トリプルRプレミアムイントラレーシック】
◇フェムトセカンドレーザー
:AMO社製 イントラレースFS60レーザー(誤差調整マイクロシステム付設)
◇エキシマレーザー
:Wave Light社製 Allegretto WAVE Eye−Q
(コンディションメーター搭載)
【スタンダードZレーシック】
◇フェムトセカンドレーザー
:Ziemer社製 FEMTO LDV
◇エキシマレーザー
:Wave Light社製 Allegretto WAVE Eye−Q
(コンディションメーター搭載)
【アマリス500Zレーシック】
◇フェムトセカンドレーザー
:Ziemer社製 FEMTO LDV
◇エキシマレーザー
:Schwind社製 アマリス
プレミアムイントラレーシックと品川トリプルRプレミアムイントラレーシックの手術後の視力は、それほど大きな差はないかと思いますが、最も大きな違いは手術中の環境にあります。
品川トリプルRプレミアムイントラレーシックでは、イントラレースFS60レーザーに誤差調整マイクロシステムを付設し、AllegrettoWAVE Eye-Q にコンディションメーターを搭載することによって、手術中において理想的な環境を作り出し、角膜を削る量もより正確なものとします。
わずかな誤差が微妙に影響する繊細な手術ですので、そのわずかな誤差をより是正することで、より安定した結果が得られます。
そのため、近視乱視度数が強い場合や角膜の厚さに余裕がない場合等には、品川トリプルRプレミアムイントラレーシックがお勧めな場合がございます。
品川トリプルRプレミアムイントラレーシックやプレミアムイントラレーシックで使用するイントラレースFS60レーザーと、スタンダードZレーシックとアマリス500Zレーシックで使用するFEMTO LDVでは、フラップを作成する時間は15〜20秒となります。
また、作成するフラップの厚さは共に 90ミクロン〜110ミクロンぐらいで作成しており、大きな違いはございません。
尚、症例実績だけを比べますと発売時期にかなり差がございますので、 FEMTO LDVはイントラレースには及びません。
ただし、後から発売されたということでは、様々な改良が加えられるという利点がございます。
FEMTO LDVは最新型となっており、トップビューカメラが搭載されていますので、手術中も患者様の眼を確認しながら進行することができます。
また、フラップの位置を微調整できる機能もありますので、正確性安全性ともに優れています。
その他、 FEMTO LDVの場合、イントラレースと比較して照射エネルギーが小さいため角膜の組織を壊しにくく、角膜の組織に与えるダメージも少なく、角膜の負担が最小限で済むので術後の炎症も少ない、眩しい症状が出にくいという特徴があります。フラップリフトもスムーズで、術後経過が良好です。
尚、アマリス500ZレーシックとスタンダードZレーシックの違いは、角膜を削る際の機器(エキシマレーザー)が異なる点が挙げられます。
スタンダードZレーシックでは Wavelight社製のAllegretto WAVE Eye-Q を使用します。
また、アマリス500Zレーシックでは、Schwind 社のアマリスを使用します。
Allegretto WAVE Eye-Q とアマリスの違いとしては、周波数の違いとしてあげられます。
周波数の違いはトータルの照射時間の違いとなりますが、Allegretto WAVE Eye-Q (400Hz)とアマリス(500Hz)が同じ度数を矯正する場合、Allegretto WAVE Eye-Q は6秒、アマリスは5秒と、照射時間が短く、乾燥の影響を受けにくいため、より精度の高い照射が可能となっております。
(※照射時間が長い場合には、術中の乾燥により、レーザーの効果が強く出てしまい、過矯正気味になることがあります。)
アマリスの最大の特徴は、6次元アイトラッキング(眼球自動追尾装置)が挙げられます。
これまでのエキシマレーザー(Allegretto WAVE Eye-Q等)のアイトラッカーは2次元のものが多かったのですが、2次元のアイトラッカーでは眼の傾きも平面の動きとして認識してしまう為、眼が傾いた状態で照射した場合、照射位置がずれることがあります。
(万が一、このような状態となった際は、角膜の厚さに問題がなければ再手術で改善させることが出来ます。)
しかし、アマリスの持つ、6次元全ての動きを察知できるアイトラッカーは、眼の傾きにも対応でき、正確な照射位置を瞬時に判断します。
アマリス(6次元)、Allegretto WAVE Eye-Qを用いたどの治療法も夜間の見え方の質はよいですが、照射位置の微妙なずれが生じた際はの見え方の質の低下につながりますので、アイトラッキングの性能が良い、アマリスを用いたアマリス500Zレーシックがより質は高いかと思われます。
2)レーシック治療では角膜を削ることで近視乱視を矯正しますが、矯正される範囲が瞳孔の大きさよりも小さい場合には特に夜間、瞳孔が開いた時に見え辛い症状が出やすくなっております。
当院で行っているレーシック治療では、フェムトセカンドレーザーでの照射径を直径 9.0ミリ以上で照射することにより、より広いエリアでの矯正が可能になっております。
また、使用するエキシマレーザーの照射径は中心の照射径が6.5ミリで、周辺までなだらかに照射することによって、トータルで直径が9.0ミリ程の照射を行っております。
そのため当院で行っているレーシック治療では従来の治療と比較して、瞳孔径がやや大きめの方でも、よりハロやグレアといった症状が出にくくなっております。
アマリスの照射径は、中心部が6.0〜6.5ミリで、周辺部分の照射径は高次収差の増加を抑える目的で、近視、乱視度数により変動致します。
(近視乱視度数が強いほど、周辺の照射径は大きくなります。)
ただし、瞳孔径の大小に関わらず、レーシック治療後には光が散乱したり、滲んだりして見える、ハログレア症状は最初は必ず出ます。
また、ハログレア症状は時間の経過と共に徐々に改善していき、多くの場合は手術3ヶ月〜6ヶ月後にはほとんど気にならないレベルに落ち着いていきますが、瞳孔の大きい方や、治療前の近視乱視度数が強けれ強いほどハログレア症状は強く出、改善にも時間がかかる傾向にあり、まれに生活に支障がないレベルで症状がわずかに残ることがあります。
3)当院HPに記載させていただいておりますが、こちらは“眼科専門医が皆様の視力に関する疑問質問にお答えするメール相談窓口”となります。
恐れ入りますが、割引券や費用等の詳細に関しましては、当院受付までお電話にてご確認頂けますでしょうか。
ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。
また、紹介券のご利用方法など、会員紹介優待制度に関しましては、大変お手数ではございますが、運営元であるビューティークラブ事務局までお問い合わせ頂きますよう、お願い申し上げます。
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。