Q&A
2010年10月22日 (?歳/男性)
右目の乱視がひどくなり、遠くが見にくい状態ですが、近くは1.5ぐらいあり全く問題ありません。
レーシックの手術を受けて、遠くが見えるようになったとして、逆に近くが見えにくくなることはありますか?
今年齢は47歳で今後、老眼になっていきますが、その場合レーシック手術を受けたことにより何か特別な影響はありますか?
左目は怪我の影響で虹彩が破れて、去年それがひどくなり検査で白内障になっていることが判明し、今年の1月に手術をしました。
レンズは遠くが合う方を選択しました。
若干乱視があるようなのですが、レーシック手術で現状より良くなる可能性はあるのでしょうか?
また右目と同じように老眼になっていった場合は視力に影響が出るのでしょうか?
よろしくお願いします。
レーシックは、角膜にエキシマレーザーを照射し、光の屈折率を調節する近視矯正手術です。
当院で導入しております最新のエキシマレーザーは、ほとんどの強度近視遠視乱視の治療が可能です。
※強度近視とは近視度数が−6.25D以上のことを指し、裸眼視力で表しますと0.05未満となります。
手術後に回復し得る視力の目安としては、現在眼鏡やコンタクトで矯正されて見える視力が目安となります。
眼鏡やコンタクトで視力が出ない場合は、レーシックを行った場合でもそれ以上の視力回復は困難な場合もございます。
また、レーシック治療では角膜を削ることで近視乱視を矯正するのですが、どれだけ角膜を削るかは、近視乱視度数によって決まってきますので、残念ながら近視乱視度数が強く、尚且つ角膜の厚さも少ない方は、レーシック治療の適応とはならない場合もございます。
当院では幅広い年代の方が治療を受けられており、40歳代、50歳代の方も治療を受けられております。
老眼とは年齢と共に眼の調節能力が衰えて、ピントをうまく合わせられなくなる状態(眼の老化現象)のことを言います。
レーシック治療では近視乱視を矯正することは可能ですが、老眼に関してはレーシック治療では回復できませんので、レーシック治療後は普通に眼が良い人と同じように、ある程度の年齢になると老眼が始まり、老眼鏡は必要となります。
既に老眼が始まっている方がレーシック治療をお受け頂いた場合には、同年代の、既に老眼が始まってしまっている方と同じような状態になります。
日常生活上は遠くのものを見る際には、特にコンタクトレンズや眼鏡は必要なくなるかと思われますが、手元の細かいものなどを見る際には、老眼鏡が必要となってくるデメリットがございます。
また、手元の見え方に関しての違和感の目安としては、現在お使いのコンタクトレンズや眼鏡を装用したまま、手元を見た際に感じる違和感に近いかと思われます。
※近視がある場合は老眼になっていても自覚し難いため、レーシック治療によって近視乱視を矯正した場合は老眼が残ることで、治療後には、普通に眼が良い方と同じ様に老眼を自覚しやすくなりますので、完全に近視を矯正した場合には、手元はある程度の見えづらさが出てくることが予測されます。
老眼に関しては、今後加齢と共に徐々に進むことが考えられますが、どの程度の速さで進行するかに関しては個人差がかなり大きいため、予測することは困難です。
但し、レーシック治療によって、普通以上に老眼が早くなったり、きつくなったりするということはございませんのでご安心下さい。
白内障の治療後であっても、手術後 6ヶ月が経過して眼の状態が安定していればレーシックの治療は可能です。
但し、実際にレーシック治療が可能かどうかは検査してみないとわかりません。
また、白内障の治療後であっても、老眼の進行自体は一種の老化現象であるため、老眼の進行を止めることはできません。
尚、【左目は怪我の影響で虹彩が破れて】とのことでございますが、文面のみでは詳細なことはわかりかねますが、当院で行っているレーシック治療では近視乱視を矯正することは可能ですが、眼の怪我などで視神経等の障害により、近視乱視以外が原因で視力が低下している場合には、残念ながらレーシック治療をお受け頂いた場合でも、視力の回復に限界がある場合がございます。
ご了承下さい。
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。