Q&A
2010年11月16日 (38歳/女性)
お忙しいところを申し訳ございません。
検査を受け、アマレスZレーシック、品川トリプルRプレミアムイントラレーシックのどちらかで施術を考えております。
私の目にウェーブフロントアナライザーは必要でしょうか??
過矯正が心配です。
手元がよく見えたいので、矯正視力が1.0ほどで良いと思うのですが、そのように矯正視力を設定できるのでしょうか??
眼鏡のように利き目とそうでない方の目で、矯正視力を変えることができるのでしょうか??
ウェーブフロントレーシックとは、ウェーブフロントアナライザー(眼球の細かい歪みなどを測定する検査機器)で検出データをエキシマレーザーにリンクさせることで、より高次元での矯正を可能とした、特に眼球の歪みが大きい方に対して効果がある治療方法のことです。
当院では検査時に、トプコンのウェーブフロントアナライザーによる検査を全例に対して行っております。
眼球の細かい歪み(高次収差)は大小の差はありますが、全ての方に見られます。
現在の技術では各メーカーの差は多少あるかと思われますが、ウェーブフロントのレーシックにて高次収差を全て取り除くことは不可能であり、また、高次収差を全て取り除くことが眼にとってよい訳ではありません。
またウェーブフロントのレーシックで、細かい歪みの部分にピンポイントで合わせてレーザーを照射することも現在の技術では非常に難しく、高次収差がある程度多くある方は減らすことは可能ですが、もともと少ない方の場合は、それほど効果はありません。しかもウェーブフロントのレーシックを行うことで角膜切除量は増大します。
当院では患者様にとって最善の結果が出るべく、治療を行っておりますので、もちろん、全ての患者様にウェーブフロントレーシックが最善の選択肢であるとは限らないため、使用しない方が良い結果がでると判断された場合には、使用しない場合もありますが、ウェーブフロントを直接リンクさせない場合でも、当院で導入しているエキシマレーザーはその照射方式がウェーブフロントの理論に基づいて照射が行われており、通常と同じ切除量でウェーブフロントと同等の効果を出すことが可能となっております。
高次収差が極端に強く、ウェーブフロントを使用した方が良い結果がでると判断された場合には使用しますが、原様の場合は高次収差が少なく、ウェーブフロントを使用した場合と使用しない場合では、差がないことから、ウェーブフロントは使用しない予定です。
レーシック治療では近視乱視を矯正しますが、手術後に出る視力には個人差がございます。
通常レーシック治療を行う際には、近視乱視度数がゼロに近づくように治療を行います。
近視乱視がゼロに近づいた時に視力がいくつ出るかは、全体的な眼の性能によって決まってくるため、結果として、 2.0の視力が出た場合でも、特にその方にとって強すぎるということはありません。
(手術後に回復し得る視力の目安としては、現在眼鏡やコンタクトで矯正されて見える視力が目安となります。)
尚、治療後しばらくは涙の分泌や眼の度数などが安定していないため、遠近のピントが合い難くなりやすいのですが、通常は時間の経過と共に徐々に改善していきます。
尚、ピントが合うまでにかかる時間に関しては、個々の眼の状態によっても異なってくるため、一概に判断することは出来ません。
レーシック治療で通常近視乱視を治療する場合には強く矯正するということは行いませんが、万が一過矯正になった際は、再手術(遠視の治療法)にて治療していきたいと思います。
当院では、治療をお受け頂く方の個々の眼の状態に合わせた治療を行っており、ご希望がございましたら、ある程度の回復の度合いの調整も可能です。
(少し近視を残すなど)
しかし、視力を 1.0に合わせられるかどうかは、なんとも申し上げられません。
(度数をレーシックで調整致しますので、その結果として視力がどの程度出るかは、手術を行ってみないと、わかりません。)
尚、近視を完全に矯正するように調整するのか、また弱めに調整するかなど、ご希望がございましたら、治療前に再度検査診察がございますので、その際に何でもお申し付け下さい。
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。