Q&A
2010年11月23日 (38歳/男性)
お世話になっております。
現在、2週間使い捨てコンタクトレンズ乱視用を使用しております。
3年ほど前より、「眼底検査では問題ないが、眼圧が高め」と検診時に数回指摘されております。
既往歴は特にありません。
このような状況での手術は可能でしょうか。
お忙しい中申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。
高眼圧症がある場合でも、角膜の厚さと眼の全体的な状態に問題がなければ手術は可能です。
従来のマイクロケラトームを用いたレーシック治療の場合は、眼球を固定する際に強い圧をかけるため、その圧迫によって神経に緑内障症状が進む可能性があるともいわれておりましたが、当院で行っているレーシック治療では眼への負担が非常に少なく、治療そのものによって、緑内障が進みやすくなったりすることはありませんので、ご安心下さい。
尚、レーシック治療では角膜を削ることによって近視乱視を矯正します。
緑内障そのものは眼球内の水(房水といいます)の循環が滞り、眼の中に水がたまりやすくなって、結果として圧が高くなり、その影響で眼の神経が長期間にわたって圧迫されて神経が弱ってくる病気です。
眼の圧(眼圧)を測る際には角膜に空気を当てたり、角膜を圧迫して圧を測っております。
角膜を介して圧を測っているため、実際の眼の中の水の状態とは関係なく、角膜の厚さが厚いと、測定上、眼球内の圧が高くなくとも測定上の数値が高く出やすくなります。逆に、レーシック治療では角膜を削って角膜が薄くなるため、測定上は手術前と比較して、圧が低く出やすくなります。
実際の圧そのものが変わるわけではないので、レーシック治療をお受け頂くことによって、その後、緑内障が進みやすくなるわけでも、進みにくくなるわけでもございませんが、レーシック治療に際して、緑内障等、何らかの眼の病気が見つかった際には、念のため、治療前に一度、専門の先生の診察をお受け頂くことをお勧めしております。
予めご了承下さい。
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。