Q&A
2010年11月30日 (?歳/男性)
御社のホームページを拝見し、老眼も治療が可能なアキュフォーカス+レーシックの施術を検討させていただいている者ですがご質問が3点ございます。
1)こちらの施術は、カムラインレーは片眼のみに挿入する治療とありましたが、カムラインレーはどうして片眼のみ挿入するのでしょうか?
また、なぜ両眼挿入しないのでしょうか?
2)片眼のみ挿入するということは、実際の生活の中では小さい字を読む際は、カムラインレーを挿入した方の眼で読むような感じになるのでしょうか?
3)カムラインレー挿入後、身体に拒絶反応や後遺症はおきるのでしょうか?
お忙しいところ申し訳ございませんがご回答のほど、よろしくお願い申し上げ
ます。
レーシックカムラは、治療をお受け頂くことによって、手元の近い距離が見えやすくはなるのですが、カムラインレーを挿入した方の眼が暗く感じられたり、遠くの見え方が少し下がってしまうこともございますので、両眼の手術は行わず、片眼のみの手術にしております。
ただし、今までの老眼治療(CK治療やモノビジョン LASIK)には遠くの見え方がかなり下がってしまうという欠点がありましたが、カムラインレーによるレーシックカムラは、遠くの見え方を極端に下げることなく、近くの見え方を改善します。
また、CK治療やモノビジョン LASIKでは、左右の見え方を変える為、体質的に合わない方もいらっしゃいましたが、カムラインレーによるレーシックカムラはそういった方でも適応になる可能性が高いのも特徴です。
※レーシックカムラは、片方の眼で遠くを、もう片方の眼で近くを見るモノビジョンを利用しますが、モノビジョン LASIKほどの左右差はございません。
※両眼で見てはいますが、主に機能しているのはカメラ挿入眼です。
(暗い所での読書や極端に小さい文字を読む際は、老眼鏡が必要となる場合がございます。)
ただし、老眼の進行自体は一種の老化現象であるため、今後加齢と共に徐々に進むことが考えられます。
残念ながらカムラインレーは、加齢による老眼進行を調整することまではできません。そのため、レーシックカムラをお受け頂いた場合でも、年齢を重ねることで老眼が今より強くなっていくこと(ピントを合わせるための調節力が下がる)が予想されますので、それに伴い見え方も変わっていくことが予想されます。
当院では、予めその旨をご理解頂いた上で、手術をお受けになるかどうかを、ご自身でお決め頂いております。
カムラインレー(KAMRA Inlay )を用いた老眼治療は、約7年前から世界中で臨床実験を行っております。
当院ではカムラインレー(KAMRA Inlay )を2009年10月より開始しておりますが、現在までに治療を受けられた患者様は手術1〜3ヶ月後には新聞を見る際に老眼鏡を使用する必要がなくなるまでに回復しております。
ただし、カムラインレー(KAMRA Inlay )の歴史は約7年とまだ浅く、後遺症や合併症に関しましては、今後も注意して経過をみていく必要があると思われます。
尚、カムラインレー(KAMRA Inlay )は術後、取り出すことも可能です。
将来的に白内障や緑内障などの眼の病気になった場合でも、病気の治療手術をお受け頂くことが出来なくなるといったことはございませんので、ご安心下さい。
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。